ほうれんそう
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ほうれんそうって?
なんでビジネスにほうれん草がでてくるの?と疑問に思う方もいると思います。
実は野菜のことではありません。
ほうれんそうとは「報告・連絡・相談」の三つの要素のことを言います。
この三つを押さえておけば、しっかりと仕事にも対応できるでしょう。
指示を受けるときの心構え
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指示は上司からあなたへの仕事に関する伝達です。
あなたが何をしていても、指示を受けることを優先しましょう。
特に新人は上司からの指示で仕事を進めることが多いので、指示を受けるときは、
聞きもらしの無いように十分注意しましょう。
指示を受けたらどうすればいいの?
以下の六点は必ず守るようにしましょう。
- 呼ばれたら気持ちよく「ハイ!」と返事をしましょう。
- メモと筆記用具を持ち、上司の席に向かいましょう。
- 真剣に聞くことを心がけましょう。(相槌、うなずきも大事!)
- 疑問があっても途中で質問せず、最後まで聞きましょう。
- わからない点は最後に質問しましょう。質問は必ず5W2Hで確認する。
- 指示されたことの要点を必ず復唱しましょう。
また、自分の上司以外の人から仕事を頼まれた場合、必ず自分の上司に相談し、指示を仰ぐ
ようにしましょう。指示が重なった場合は自分で判断せず、必ず上司に相談しましょう。
5W2hって?
下の画像は一般的な5W1Hの考えを図にしたものです。

しかし、ビジネスの場では5W1Hではありません。How Much(いくらで)を加えた5W2Hとなります。

報告の仕方
指示された仕事はどのような結果が出ようと、必ず報告します。
仕事は仕事を指示した人に報告し、OKが出た時点で初めて完了したと言えるのです。
仕事が終わったら速やかに上司に報告し、次の指示を待ちましょう。
- 仕事が終わったらただちに報告する。
- 報告は指示をした人に行います。
- まず結論を述べ、次に理由や経過を報告する
- 悪い報告、いやな報告ほど早く報告する。
※以下の状況になった時は、仕事が完了していなくてもすぐに上司に報告しましょう。
- 仕事が長期にわたるとき
- 予定通りに進まないとき
- 自分だけでは処理や判断に迷うとき
連絡の仕方
職場では一人ひとりが目標を持ち、役割を分担して働くところですが、それぞれがバラバラで
働いていてはよい仕事はできません。
お互いが協力し合い、助け合うことで組織として動くのです。その基盤となるのが、情報伝達
の第一歩の「連絡」です。
- 事実を伝える
・数量化できるものは数量化して報告しましょう。
・固有名詞は押さえ、具体的に伝えましょう。
・情報はできるだけ早く報告しましょう。悪い情報は特に早く伝えましょう。 - 意味を伝える
・目的や目標と関連付けて、情報が何を持っているかを伝えましょう。
・現在の状況を把握したうえで、情報がどのような影響を与えるかを伝えましょう。
・情報を自分なりに分析し、自分の意見を付けて伝えることも大事です。 - 思いを伝える
・この情報を受け取った時の相手の気持ちも考えましょう。
・自分の考えまでを伝えたいときは、言葉以外の手段も使ってみましょう。
相談の仕方
職場では、予期しない状況になったり、急な変化が起こることが当たり前です。
自分の立場で処理しきれないときは、上司、先輩社員に遠慮なく相談したほうがいいでしょう。
また、相談することは知識、技術が身につくチャンスにもなります。勇気と謙虚な気持ちを持っ
て、積極的に相談しましょう。
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・事前
- 細かいことでも疑問が生じたら、近い席の先輩に相談する。
- 相談を持ちかける相手の都合もしっかりと考える。
- 相談を受けてもらう人には、尊敬と感謝の気持ちで接する。
- 相談するときは、簡潔に状況・事実を説明する。
- 切り出しは「お伺いしてもよろしいでしょうか?」そして
「ありがとうございました」で終わる。お礼はしっかりとしましょう。
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・事後
- 相談によって教えていただいたことは、今後のためにしっかりとメモをとる。
- 相談して教えていただいたことは、その通りに実行してみる。
- 結果を相談に乗ってくれた人に報告し、お礼を言う。