保育園?


ンで、保育園ってなに?
 主に働いているお父さんとお母さんのいる子供が通う保育施設です。お父さんとお母さんが働くために子供を入れる施設ではありません。(ややこしい!?)

 つまり親が仕事、介護、病気などで子供を保育できない、制度的用語で言えば「保育に欠ける」子供を親の代わりに保育する。という施設なのです。


保育園と幼稚園ってどう違うの?
 制度的な違いは、保育園は厚生省管轄の福祉施設、幼稚園は文部省管轄の教育施設、ということ。幼稚園に入りたい場合、園に直接申し込むのに対して、保育園は区市町村へ申し込みます。

 生活的な違いは、入れる年齢が保育園はおおむね0〜5歳です。幼稚園は3〜5歳ですね。
 保育時間も幼稚園はおおむね9:00〜14:00ですが、保育園は延長保育なども含め7:30〜19:00など長時間で、これは区市町村によって異なります。(与野市の場合、通常8:30〜16:30、延長7:30〜18:30)
 ただ幼稚園は「2時に終わるから2時にお迎え」ですが、保育園は「7時に終わるから7時にお迎え」ではありませ〜ん。仕事が終わったら即迎えに行きます。買い物もダメよ。もちろん親が仕事休みのときは子供も保育園はお休みです。「保育に欠ける」状態ではないからです。


公立私立認可無認可?んん?
 保育園にも公立と私立があります。ただ保育園の場合は、公立私立より、認可か無認可かという方が重要です。認可園は国の基準(施設や園庭の規模、保育者の数、保育時間や内容など)を満たしている園で、国から運営金があります。

保育の場 認可 公立園  
私立園  
無認可小規模保育園 行政の補助ある場合も
家庭保育室 保育ママ、家庭福祉員などと呼ぶ地域も。
駅型保育園 こども未来財団が助成
企業内保育園  
ベビーホテル  

 無認可は基準を満たしていないからといって一概に悪いとは言えません。保育内容は認可園と同様の質でも。園庭が狭い、などの理由で認可がとれない園もあるようです。独自の保育、教育方法を展開している園、病児保育をしている園もあります。
 とはいえ無認可園はやはり質の差があります。見学などをし、いいところを探すしかありません。


ウチの子も入れる?
 誰でも入れる、というわけではありません。
 まず、区市町村へ入園の申請をすると同時に家庭保育の状況(両親の勤務状況、同居人の有無など)も報告します。これらから各家庭の「保育に欠ける」度合いの高い順から優先的に「措置」されます。(「措置」という言葉もお役所的言葉ですね。)

 この「措置」には項目がいくつもあり、点数制になっています。例えば、非常勤よりは常勤の方が、また、自宅で労働する(自営を手伝う、内職、在宅)よりは、働きに行く方が点数は高くなる、という感じです。点数?っていう感じもありますが、「保育に欠ける」度合いを客観的に見る方法のひとつです。