サクラソウについてAbout Primroses
サクラソウ(桜草)は、日本に自生する多年草で、サクラソウ科サクラソウ属(プリムラ属)に属します。学名は Primula sieboldii です。


特徴
- 花の形
桜に似た形の花を咲かせることから「サクラソウ」と名付けられました。花の色はピンク、白、紫などがあり、花弁は5つに深く裂けています。
- 葉の形
葉は長楕円形で、縁に浅い切れ込みがあります。葉や茎には白い軟毛が生えています。
- 生育環境
林間の湿性地や原野の草間に自生し、春に発芽して花を咲かせます。
花言葉
サクラソウの花言葉には「初恋」「純潔」「憧れ」「自然の美しさを失わない」などがあります。これらの花言葉は、桜に似た可憐で清楚な花の姿から付けられました。
代表的な品種
-
- 田島紅(たじまこう)
埼玉県の田島ヶ原サクラソウ自生地に由来する品種で、鮮やかな紅色の花を咲かせます。
-
- 浮間白(うきましろ)
純白の花を咲かせる品種で、かつて荒川沿いの浮間が原で発見されました。
-
- 五台紅(ごだいこう)
濃いマゼンタピンクの大輪花を咲かせる品種です。
-
- 南京小桜(なんきんこざくら)
最も小さい花を咲かせる園芸品種で、濃いピンクに白い縁取りがあります。