第二次世界大戦がはじまる前の、1933年の調査で
は、沖ノ鳥島には、海抜が最大で2.8メートルの北
露岩(北小島)、1.4メートルの東露岩(東小島)のほ
かに、北露岩の南側に海抜2.25メートルの南露岩
や、60-90センチメートルの露岩がいくつかあった
とされており、満潮時でも6つの露岩が姿を現して
いたということが調査書に記されています。
これらのうち、南露岩は1938年に消失が確認され
ており、1968年に日本に施政権が返還された後の1
982年以前は露岩の数が4つとされているため、198
7年までに、現在の北小島と東小島の2つを除いた島
は風化や浸食などにより消失したとみられていま
す。