サイプレスNo.126
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vol. 12616今年もあっという間に10月を迎えました。読書や学びに最適なこの時期、本誌をお手にとっていただければ嬉しく思います。近年、情報技術の進展は著しく、生成AIの実用化が加速しています。教育・医療・行政など多様な分野で業務効率化や新しい価値創出が進み、私たちの暮らしや社会の在り方にも大きな影響を与えつつあります。あわせて、クラウドやIoTの普及により、データの収集・分析・活用の基盤が整い、企業や組織は迅速かつ的確な意思決定を行える環境を手にしつつあります。これらの動きはDXの推進と相まって、産業全体の競争力を高めるとともに、社会基盤の強化にもつながっています。一方で、急速な技術導入の裏側では、倫理面やセキュリティ面での課題も顕在化しています。AIの判断の透明性や個人情報保護、サイバー攻撃への備えなど、解決すべき課題は少なくありません。国や自治体によるガイドライン整備や次世代スーパーコンピュータの研究開発も進められていますが、技術と社会の調和を図る取り組みは今後一層重要になるでしょう。私たち情報サービス産業は、こうした変化を真摯に受け止め、技術の健全な利活用を推進しながら、地域経済や社会の持続的な発展を支える役割を担ってまいります。本誌が皆さまの日々の活動や将来の展望に少しでもお役立ていただけることを願っております。今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。編集長 川 村 拓 麻(AGS)原 田   薫(三田電子ケイサン)山 口 正 人(チェリービー)小 川 智 之(関東図書)野 口 敬 弘(エレクス)横 堀 伸 也(協会専務理事)手 塚 隆 雄(協会事務局長)川村 拓麻(AGS)編 集 後 記

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