サイプレスVol.99
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【テーマ4】インターンシップについて  学校側のインターンシップに対する考え方、インターンシップの在り方についてどのように考えているかA㈻ 採用に直結してきていると感じる。大学側としても無視ができない状況。本来の意味である職業研究として単位を与えているものと、1Dayに参加している学生がかなり増えている。3年生の夏からほとんどの学生がインターンシップに参加している。大学側としてはインターンシップの数が増え、本来の職業理解という意味での時間が取れなくなり、アンマッチが起きやすくなることを懸念している。A㈻ 夏休みに参加する学生が多く、学生の半数近くが参加している。ただ、1Dayのインターンシップが多く、5日以上のインターンシップでないと大学としては単位が付かないため、探すのに苦労している状況。  いつ頃、どのような内容のインターンシップを実施しているか。また、インターンシップ参加のメリットなどはあるかA㈽ 1Dayでインターンシップを実施している。2種類のインターンシップを行っていて、1つ目は簡単なプログラミング体験、もう一つは要件分析の体験ということで、社員がお客様に成り代わってお客様の要件を固めていく、というような内容で行っている。  インターンシップの目的は、文系・理系問わず採用する中、特に文系の方にこういった企業の仕事の理解を深めていただくことを中心に考えている。  本来は5日間が望ましいと思うが、当面は1Dayという形で、今後学生の意見も聞きながら、より職業理解が深められるものにしていきたい。A㈽ 1Dayで会社紹介、職業体験、先輩社員の質疑応答といった内容で行っている。参加された学生がその後、応募につながっている。A㈽ 昨年9月から卒業生を通じて大学の先生と交流をしており、先生から学生を紹介してもらう形で、月1回半日でインターンシップを開催。職業体験、プログラミング体験を行っている。 その他 ㈻ IT系の企業のイメージがなかなかよくならない。理由の一つとして勤務地の問題があり、本社ではなく外部常駐となることを懸念している。上流工程はできるだけ本社にする等本社での仕事を増やしてもらいたい。  また就活ルールの廃止について、勉強する時間がなくなる懸念があるため、就活スケジュールをできるだけ短くしてもらいたい。学生に勉強に集中させたい。  インターンシップは職業体験、選考、入社前研修という目的をしっかり分けて行ってもらいたい。入社前研修もあまり長いと学業に支障が出るため、できるだけ短くしてほしい。 ㈻ 定員が30名と少ないため、毎年卒業生が在籍している企業様に訪問し、就職させていただいている。vol. 9921

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