サイプレスVol.99
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用側の体制を整え対応ができるかもしれないが、中小企業では対応が難しい。大手企業に有利になるのか、動き方によっては中小企業に有利になるのか見えないため、今後の推移を見守っていきたい。A㈽ 実際に就活ルールが撤廃された後でないとわからないことが多い。今までは同じ時期に新入社員研修を行っていたが、足並みが揃えられなくなる。入社時期がずれると教育のタイミングもずれる。後から入社した人のモチベーション作りや、体制作りから考えていかなければならない。【テーマ3】新しい働き方、職場環境などについて  学生が就職を希望する会社の重要ポイントは何かA㈻ 7割が資格を取って資格を活かして就職する。仕事の内容重視。自分の希望を満たしているか。A㈻ 第一に勤務地を気にする。次にやりたい仕事かどうか。そして給与、休み等の福利厚生面で社名というような順で重視している。  また、キャリアセンターに来たタイミングで紹介できた企業(採用担当と即時で連絡が取れるかどうか)が重要になる。  IT企業のイメージはどのように持っているかA㈻ 文系の大学ではあるが、ここ2、3年ITを希望する学生が増えている。  IT業界は伸びしろのあるイメージで積極的にキャリアップをしていきたいという学生が最初からIT業界を希望する。  また、事務職が決まらずに、最終的にIT業界を考えてみようかなという学生もいる。  そういった学生は、IT業界について残業が多いイメージ、文系でやっていけるのか、勤務地が本社以外で出向になることがあるのではないか等の不安を抱いている。  学校側では、アプリを自社開発していて、女性も活躍している企業を勧めたいと思っている。  最近のIT企業の働き方は変わってきているかA㈽ 残業は推奨していない。残業せずに生産性を上げるにはどうしたら良いか検討している。例えば通勤時間の負担を減らす対応や、社員間のコミュニケーションをアップさせる対応することで、社員のストレスを減らし、生産性をあげることにつながるのではないかと考えている。A㈽ 働き方について労務士と相談している。  お客様先で開発を行っている場合は、お客様先に合わせることになるため、忙しい時には何十時間という残業が続くこともある。  会社としてはお客様先に何とか残業時間を減らすように申し入れをしている。  IT企業では、どのようなタイプの人材を求めているかA㈽ 理系・文系にはこだわっていない。研修制度を整えているため、ゼロからスタートすることができる。タイプでいうと、明るく元気で目標を持った学生を求めている。現場で自分の意見を言うことができ、主体的に取り組めること、コミュニケーションが取れることが大切。A㈽ 元気で明るいことが大切。社会に出て環境が変わり、その環境にいかに慣れるかということがポイントにもなるため、元気で明るければ前向きに取り組んでいけるのではと感じている。心が元気であることが大切。  ITを知らなくても興味があって継続していくことで身につく。  女性は男性同様の基準で活躍できているかA㈽ 女性の管理職もいる。女性が活躍できる体制を整えており、男女分け隔てなく採用をしている。A㈽ 男女比はまだまだ男性の方が多い。採用については男女区別なく採用し、だんだん女性の比率も増えてきている。WEBデザインや接客の面で、女性の方が向いている仕事も増えてきている。A㈽ 90%が男性というのが現状。女性の採用を積極的に増やしたいとは思っているが、女性の応募者が少なく、今年の会社説明会に来場した70%強が男性。社内も男性中心に進んで来ていることもあり、女性を受け入れ慣れていない。また、配属部署に制限があったり、面倒をみることができる社員が少ない等、さまざまな課題がある。  現在、努力をしながら女性が一人でも活躍できるよう進めている。20vol. 99

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