サイプレスVol.99
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学校と企業の就職交流会求人教育部会 副部会長    渡辺 益司日 時:2018年10月19日(金)    第一部:15時~17時 第二部:17時~18時30分場 所:大宮サンパレス出席者:別紙の参加者名簿参照 石井会長の挨拶によって開会しました。 現在の日本は高齢化社会の到来に伴う労働人口の減少が著しく、さらに加速していくことが想定される中、IT業界では人工知能、IoTの活用が進んでおり、ITは社会インフラの重要な役割を果たす存在になっています。IT人材の需要は年々高まっていくことが想定され、将来のIT人材の育成を図るため、文部科学省では2020年の学習指導要領で、プログラミング教育を必修化する予定となっていると聞いています。 そういった中で、埼情協としては地元の大学、専門学校と密に連携をとり、学生の地元への就職の創出を図らせていただきたい。活発な意見交換を行い、優秀な人材が地元のIT業界で活躍いただくための機会となれば、とのお話をいただきました。 鈴木部会長より挨拶がありました。 就職協定が廃止ということで、企業とすると疑問に感じることが多々あり、交流会、懇親会において意見交換、協議等を行えればと思います。 続いて、出席された学校・企業の順に自己紹介を行い、事前アンケートに寄せられた質問を基にした下記の4つのテーマについての意見交換に移りました。【テーマ】1.IT業界動向と雇用状況について2.就職活動、就職動向について3.新しい働き方、職場環境などについて4.インターンシップについて 意見交換の概要を以下に記述します。【テーマ1】IT業界動向と雇用状況について まずは、参加企業を代表して、浅井理事に業界状況、自社の展望などをお話しいただきました。 まず業界状況ということでは、ネットショッピングが主流になってきたこと、無人化が進んできたことについてあげられる。ある回転すしでは、ペッパーくんが座席の種類の確認から、人数の入力、席が空いた際の案内まで人の代わりに行うというように、今まで案内していた人がいなくなり無人化されている。また、駅では入口はICカードで入店し、出口で精算する無人ストアで買い物ができるようになってきている。 今後どういう形に変わっていくのか、我々IT業界が主導になっているともいえる。 一方、いろんな業種の経営者の集まりの会員向けの連絡では、未だFAXを使っているという現状もある。PCを持っていないわけではなく、ほとんど使用していないのが現実。しかし、スマートフォンについてはかなり普及している。高齢者の方もスマートフォンを利用して孫とLINEをしたり、孫の動画を撮ったりと利用されている。高齢者のスマートフォン所有率は80%と高い数値になっている。高齢者もスマートフォンを使う時代。 また、ネットショッピングが主流になっている背景の中には、スマートフォンを使いこなしている世代が消費の中心になってきている。既存の小売店はどうしていけばよいか、存続する方法を考えなければいけない。 自社は熊谷に事務所があり、地元密着サービスを18vol. 99

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