サイプレスVol.98
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※ちなみに、マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表しました。それは「自己超越」という段階。 「目的の遂行・達成『だけ』を純粋に求める」という領域で、見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭し、何かの課題や使命、職業や大切な仕事に貢献している状態だといいます。私が考える企業★企業の責任 ・雇用を作り続けること ・働く場を提供すること★会社の成長とは(企業のあるべき姿) ・成長は「売上」ではない「社会へのサービス」である。★ホセ・ムヒカ ウルグアイ前大統領 私が思う「貧しい人」とは、限りない欲を持ちいくらあっても満足しない人「私は質素なだけで貧しくない」★知識と知恵 知識は、人を殺します。知恵は、人を活かす。知恵は人との出会いによってのみ得られます。 2018年4月27日 「情報関連産業と関連資格等を概観」講師:増古 恒夫氏(増古技術士事務所)<IT関連産業に関して> IT関連産業はどこまで広がるのか? 従来の概念を超え益々広がりつつある。 第四次産業革命進行中といわれているがその技術中核はITである、ITに関係する職業は大凡生活に関するすべての「場」にあり特定できない広がりをもった。 今回の授業ではIT関連産業の中で、情報サービス産業を中心に概観する。<情報サービス産業の国内市場規模等> 経済産業省「特定サービス産業実態調査」によれば06年度:売上高16.7兆円、従業員数82万人が14年度:売上高21兆円、従業員数101万人、8年間で約25%の伸長であった。 現在も年率約2%程度の成長を続けていると思われる(この間、08年リーマンショック、11年東日本大震災)。この統計を観ると情報サービス産業の業務内容が大きく変化してきている事が判る。特に受託ソフトウェアが徐々に減少(比率として)してきており、インターネット付随サービスの伸びが著しい。また、BPO(Business Process Outsourcing)と言われている領域も拡大している。<情報技術者資格に関して> ITを職業として選択するには自己を評価し、他人にも自己の技術レベルを明示するための資格制度:ITSS(ITスキルスタンダード)がある。ITSS共通キャリアフレームワークはエントリレベル(レベル1)からスーパーハイ(レベル7)まであるが、従来レベル4までの技術知識認定試験しかなかった。2000年ころより情報処理学会が中心になり検討してきたグローバル認定資格:CITP(Certied IT Professional:世界共通資格)認定が14年より始まった。 レベル7:スーパーハイ(国内のハイエンドプレーヤーかつ世界で通用するプレーヤー)の中のプロジェクトマネジメントスキルはどの程度の技術力と実績が必要であるのかを紹介する。また、企業内におけるIT技術制度がITSSに準拠していれば企業そのものを認定し、その中で認定された技術者=CITP認定する制度6vol. 98

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