サイプレスVol.98
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システム技術部会活動報告平成30年6月~平成30年8月はじめに 我々IT業界の仕事内容は、10数年前に比べると、大きく様変わりしています。昔は、顧客の希望に沿ったプログラムを手作りし、顧客毎やシステム毎のバージョン管理に手を焼いていた方は少なくないと思います。しかし、最近では、既存にある仕組みやツールを使い、顧客の要望に応えていくスタイルに変わってきています。 今、SEに求められるスキルは、ツールの選定や活用方法を顧客に提案し、要求通りの仕組みを提供できるコーディネート力だと考えています。しかし、個人や企業内の1部署だけでは、習得できるスキルに限界があると思います。 スキルアップしたいが、現状では難しいと考えている方は、ぜひシステム技術部会を覗いてみてください。経験豊富な技術好きメンバーから有意義な話がきっと聞けるはずです。 現在は「AI」をメインテーマにしていますが、その他の話題でもOKです。当部会のテーマや活動内容に興味のある方は、仮参加でも構いませんので、ぜひ一度見に来てください。そしてぜひメンバーとなって頂き、新技術に対する熱い思いを語ってください。 当部会メンバーは会社の中では最も多忙な方ばかりです。しかし、どんなに忙しくとも月半日だけは参加して、他社で同じ様な環境で頑張っている人達と熱いディスカッションをしたい、それを出来る場所が埼情協にある…それを実現するのが我々の夢です。 埼情協の会員企業の社員で、当部会のテーマに関心がある方は協会事務局迄ご連絡ください。ご参加をお待ちしています。⃝ ⃝ 開催日時:2018年6月20日(水) 16:00 ~ 17:1₅ 場  所:AGS株式会社 参 加 者:鬼澤喜一、徳澄範光、小林裕一郎、鈴木元気、堀口勇二、吉見勝二、山村栄治(順不同、敬称略)⃝ ⃝1.新メンバー紹介 ・パシフィックシステムの鈴木氏の後任として、堀口氏、吉見氏がメンバーに加わった。 ・今年度の役割分担の確認を行った。2.内容 ・『AIの近未来~中高年の健康維持のために~』  (発表者:AGS株式会社 小林裕一郎氏) ⑴ AIの技術はすべての分野に入り込むようになる   札幌市立大学理事長・学長 中島秀之氏 ⑵ 特に進んでいるのは「ディープラーニング」   画像認識が特に優れている、音声認識、自然言語を組み合わせた音声アシスタント等 ⑶ 医療、健康分野におけるAIの取り組みと課題   鏡だけで健康状態の把握等 ⑷ センシング(検知)の技術   人工知能の精度を高めるにはデータ蓄積が必須、わざわざ測る等のデータ取得より   自然にデータ取得する仕組みが大事 ⑸ AIは目的ではなく、最適な手段を導き出すことが得意   正解がわかっている場合が得意、判断が必要なのは人間の判断を教える必要がある   ゲーム等は評価がわかりやすいから得意 ⑹ AI今後の展望   AIのアシストの形、目指す社会のビジョンを持ち、順序だてて取り組むことが大事 ・『問い合わせ自動応答システム』 ⑴チャットボットの提案26vol. 98

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