サイプレスVol.98
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第40回全国地域情報産業団体連合会(ANIA)全国大会が9月27日~28日に青森県青森市で開催されました。当協会からは石井会長を団長として14名が参加致しました。 27日午前10時よりホテル青森にて全国事務局長会議が事前に行われた後に、午後1時30分からANIA青森大会が開催され、一般社団法人青森県情報サービス産業協会会長の開会の挨拶に続き、主催者挨拶、来賓紹介、来賓挨拶、優秀役員表彰式などが行われました。 主催者挨拶で、全国地域情報産業団体連合会長谷川亘会長は「地震をはじめとしたさまざまな災害が生活に大きな障害を与えてきた。今後、ICTの利活用にさらなる工夫を重ねていけば、自然災害がもたらす困難に対し、一層適切に立ち向かうことができると確信している。」と述べられました。 同連合会と今大会を共催した青森県情報サービス産業協会の若井敬一郎会長は「我々地域産業は、ICTと最新の知見を提供し、人手不足や福祉分野での生産性の向上など地域が抱えるさまざまな課題を解決していけるのではないか」と語られました。 このほか大会では、神奈川大学の昆政明特任教授が「北前船が運んだ情報ネットワーク」と題し講演しました。 北前船は江戸時代後期から明治時代にかけて、大阪(上方)と北海道(蝦夷地)を結ぶ航路で活躍した廻船です。大阪から蝦夷地へは食料や日用品をはじめとする生活物資を運び、蝦夷地からはニシン粕をはじめとする海産物を運びました。北前船の経営は運賃収入ではなく、自ら買い入れた商品を売りさばくことで利益を上げていました。1航海千両といわれる利益の源は、遠隔地の相場を的確に捉える情報にありました。今回は、北前船の成り立ちや経営、使用された船の構造、航海法などを中心に、紹介いただきました。 続いて、弘前大学の村下公一教授が「最先端技術(AI)で健康の未来を予測する」と題し講演しました。 弘前大学は政府COI拠点の一角を担っている。最大の特徴は、延べ14年間に及ぶコホート研究によって集積された超多項目(2000)健康ビッグデータの存在である。このデータを基盤として、「寿命革命」を旗印に、GE、イオン、花王、ライオン、楽天、など40以上に及ぶ産学官連携チームが、認知症・生活習慣病などの疾患予兆法発見と予防法開発をテーマとして健康長寿社会の実現にチャレンジする。最新の研究成果や社会実装トピックスを交えながら、壮大なる弘前COIプロジェクトの全体像を説明していただきました。 夜の懇親会の場では、アトラクションとして津軽三味線でおもてなしの気分を満喫しました。他県の情報団体との懇親が大いに図れた大会となりました。 第₄₀回全国地域情報産業団体連合会ANIA青森大会 参加vol. 9819
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