サイプレスVol.98
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⇒「あらゆる産業が再定義される」 (ソフトバンク 孫正義)<AIによる第4次産業革命> ・第1次産業革命――18世紀英国から世界に広がった蒸気機関 ・第2次産業革命――20世紀、モーターやベルトコンベアなど電気技術 ・第3次産業革命――20世紀後半、エレクトロニクス ・第4次産業革命――21世紀、インターネットとAIの産業への導入<雇用はどう変わるか> ○ 論文「雇用の未来~コンピュータ化によって仕事は失われるのか?」(2013.9.17) ・オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授(AI研究者) ・702の職種すべてについて調査~コンピュータに取って代わられる確率を試算 ・今後10年~20年間に米国の総雇用者の約47%の仕事が自動化される可能性が高い(70%以上) ○ 職業の3分類と雇用 ・「肉体労働」(低所得層)~その一部が消滅する可能性 ・「事務労働」(中間所得層)~すでに雇用が大幅に減少(雇用破壊) ・「頭脳労働」(高所得層)~その一部が消滅する可能性 ○ 日本の雇用は?~三菱総研の将来予測 AIを導入すると(2030年) ・AIの進歩は日本では失業を生まず、労働力不足を緩和する ・一方、産業別には必要な労働力に増減・濃淡が生じる<産業・職業ごとの雇用変化> 専門的・技術的職業従事者 270万人増(AI・ロボット技術者) 生産工程従事者 ▲150万人 会計事務従事者 ▲ 72万人 建設・採掘従事者 ▲ 67万人 販売従事者 ▲ 65万人 一般事務従事者 ▲ 64万人 農林漁業従事者 ▲ 52万人 ・新たな雇用創出 500万人 雇用減少 ▲740万人 雇用減少 ▲240万人 (結果)⇒ 「AIの進歩は日本では失業者は生まず、労働力不足を緩和する」 「AIをめぐる国際競争の激化」 ○ 日本の国家戦略 ―「日本再興戦略2016-第4次産業革命に向けてー」 「今後の生産性革命を主導する最大の鍵は、IoT(Internet of Things)、ビッグデータ、人工知能、ロボット・センサーの技術的ブレークスル―を活用する『第4次業革命』である ○ 中国 デジタル経済を積極的に強化し、イノベーション国家の実現を目指す2030年にAI技術を世界トップレベル水準に向上 AI関連産業 170兆円6.AIと協働する未来社会へ ○ 人間とAIが一緒に働く社会16vol. 98
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