サイプレスVol.97
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リの現状についてもお聞きしました。ダウンロード数は約7000件、継続して利用者数の増加に向けて対策をとっており、携帯会社アンケートからインストールを促すことや、原点に立ち戻り、チラシを配布してインストールを促すことも行っているとのことです。雲仙仁田峠という名所があるのですが、毎年春はミヤマキリシマ群落の見どころ、秋には紅葉で峠道が渋滞になるのですが、渋滞の車にチラシを配布するとダウンロード数が増加するといった効果が出たそうです。これには、観光連盟も驚きの効果でした。しかし、目的はアプリのダウンロード数増加ではなく観光客増加ですので、目的と手段をはき違えないようにしなければならないとのことでした。【大火砕流を再現するプロジェクションマッピング】 観光連盟は、雲仙岳災害記念館内にあり記念館では1991年6月3日に大災害を起こした大火砕流の恐怖を知ることもできました。【妙見岳展望所から間近に見える平成新山】❖軍艦島 長崎市では、世界遺産に含まれた軍艦島(端島)を訪れ、高層住宅や命がけの炭鉱作業、閉山までの歴史についてご説明頂きました。❖まとめ ホテルを変化させ続ける支配人、いちごを効率よく生産する農家、地元を愛し活性化させようとしている方、朽ち果てたふるさとを思う方など、訪問させて頂いたどの場所でも感じたことは、何事も、「人の思い・熱意」が重要であるということです。“実現したいこと”や“伝えたいこと”など、この“思い”がなければ成功はできないのではと改めて感じました。vol. 9725

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