サイプレスVol.97
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『変なホテル』のコンセプトは、自由な空間であり、おもてなしやホスピタリティは少ないが、お客様がご自分で好きなように滞在できることだそうです。実際に、変なホテルマニアの方にも出会いましたが、自由な空間で自分のペースで過ごすことを好んでおり何回もリピートしているとのことでした。また、大江支配人によると『変なホテル』の“変”は“変化の変”であり、常に変化し続けるという意味が込められているようです。 今後は、やはりAIの導入を考えているようですが、完ぺきなAIを求めるのではなく人間側の期待値を超えるものを考えており、人間が予想する答えではなく大喜利のように人間を喜ばせるような内容を検討しているそうです。今後も拡大を進めて、現在の144ルームから200ルームに部屋数を増やす計画ですが、従業員は今のままの8名で対応する予定(ホテル業界では破格の従業員の少なさ)とのことです。❖南島原市IoTコンソーシアム 経済産業省の地方版IoT推進ラボに選定されている南島原市の『南島原市IoTコンソーシアム』内に2017年7月に「南島原農業IT研究所」を開設した株式会社セラク様(埼情協 会員)を訪問し、全国展開されている『みどりクラウド』と称した農業ITサービスについて、実際にいちご農家のビニールハウス内に設置されているシステムを拝見しながらお聞きしました。 セラク 南島原農業IT研究所の鍬様、いちご農家の栗原様によると、温度/湿度、日射量、CO2濃度などの各センサー情報を遠隔で確認できることで見回りの時間の削減になることもあるが、最も価値があることは、今までの御自分の経験値で栽培していることが数値で実証されることで確信となり、確実な栽培が実現できているそうです。センサーについては月日が経つにつれ劣化していき誤差が生まれてきますが、その誤差も調整することができるのでさほど問題はないようです。また、各センサーは有線で接続されていましたが、LPWAを利用した無線に切り替える実験もしています。しかし、無線となると、地形や他電波の干渉など考慮すべき点が多数存在しまだまだ実験段階でした。 因みに、栗原さんが栽培しているいちごは“桃薫(とうくん)”といい一粒約1000円もの値が付くそうです(収穫の時期に伺いたかったです…)。❖観光アプリ『まるまる島原半島』 ビジネス部会において、2016年度「ICT活用調査研究会」の10月4日の研究会において、島原よりお越し頂き観光アプリ『まるまる島原半島』に関するご説明を頂きました、株式会社ケーブルテレビジョン島原の辻野様を訪問し、観光アプリのその後をヒアリングしました。 原城跡にて、スマホアプリ『まるまる島原半島』を利用しながらご説明して頂きましたが、まだまだ、利用者にアプリをインストールしてもらうという“壁”が存在しています。各所には、ビーコンが設置されており付近に近づくとスマホにプッシュ通知でガイド情報が配信される仕組みになっていますが、ここにも“壁”がありました。インストール後にアプリ設定を適正にしておかなければ正常にビーコンと連動できずにプッシュ通知が届かないといった現象です。この2つの壁をどのように乗り越えるかが今後の課題でもあるそうです。 その後、アプリの発行元である一般社団法人島原半島観光連盟に移動し、観光連盟の木下様よりアプ24vol. 97

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