サイプレス Vol.96
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 2018年1月24、25日に開催の「彩の国ビジネスアリーナ2018」において埼情協ビジネス部会では、埼玉県産業振興公社様からお話があり、IoT特別コーナーを出展するとともに、出展企業や一般来場者に向けたIoT相談コーナーを開設・実施いたしました。 当会議出席者の中で実際に会場へお越しいただいた方からの感想を伺いました。③ICTコンテスト実装企画について 2016年実施の「彩の国さいたまICTコンテスト」では「世界のパパママノート」が選定されました。これはインターネット上にあふれかえる様々な情報が、子育てを行うパパやママが本当に必要な情報をリアルの世界で必要な時に入手でき、なおかつその情報に対して情報発信ができる世界を実現する企画でした。このアイデアを実現するにはどうしたらいいか。実現するためのハードルは何か。実現のためのオーナーをどうしたら見つけることができるかなど、コンテスト表彰作品の実装を検討する企画として実施することとなりました。 その取り組みを、ビジネス部会内のWG(ワーキンググループ)活動において行い、「彩の国体験型3Dナビゲーション=自分が主人公として参加・体験ができる街」として、スマートフォン上の地図アプリとウェアラブルグラスを利用したツールを実装企画としました。 企画の内容は、あらかじめ地図上に仕掛けた場所に実際に訪問し、ウェアラブルグラスをかけるとその場でしか体験できない映像を見ることができるというものです。これを埼玉県の観光地で利用して、話題性や、付加価値の創設により集客アップが望めないか埼玉県産業労働部観光課様よりご意見を頂いたところ、以下のとおりでした。 「埼玉県での重要課題は、いかに観光客に経済的な支出をしてもらうかであり、その解決手段には投資効果はあるが、今回提案の地図アプリ利用のIT投資では充分な効果は見込めないと考える。もっと壮大な発想を元に計画立案する必要がある」。すなわちICTの利用だけでは問題解決手段とはならず、企画段階として方向転換が必要となりました。 また、埼玉県福祉部少子政策課様へ訪問し、既に存在する埼玉県のパパ・ママ応援カードに当企画をコラボレーションする事で更なる活性化につながらないかご意見を伺ったところ、既にデジタル化が計画中であるとして、企画案についての議論を深めることはできませんでしたが、「ICTを利用した対策は、各課とも実施しており、コンテンツも少なくない。しかしながら、情報を発信しているが本当に伝えたい人(情報が必要な人)に届かない。必要な人にリアルタイムに届けるにはどのような仕組みにすれば写真集・歌集・句集・画集・小説・自分史・エッセイなどあなただけの1冊を創ります〒336-0021 さいたま市南区別所3-1-10  0120・161092 http://www.kanto-t.jp16vol. 96

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