サイプレス Vol.95
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第39回 全国地域情報産業団体連合会ANIA長崎大会 参加 第39回全国地域情報産業団体連合会(ANIA)全国大会が11月9日~10日に長崎県長崎市で開催されました。当協会からは小川会長を団長として12名が参加致しました。 9日午前10時よりホテルニュー長崎にて全国事務局長会議が事前に行われた後に、午後1時30分からANIA長崎大会と、ANIA30周年記念式典が同時に開催され、一般社団法人長崎県情報産業協会中野会長の開会・歓迎の挨拶に続き、主催者挨拶、来賓紹介、来賓挨拶、表彰式などが行われました。 講演会Ⅰでは、株式会社A and Live代表取締役高田明氏(株式会社ジャパネットたかた創業者)が、演題「夢を持ち続け日々精進」をテーマに講演しました。未来を変えるには「今を一生懸命生きる」ことが大切と指摘したうえで、つもりになっている自分・会社は変わっていないとのお話がありました。また伝えると伝わるは違うものであり、「伝えることの大切さ」について「難しいことを易しく、易しいことを深く、深いことを愉快に」繰り返し語りつづけることが大切だが、もっと大切なのは「間」であり非言語の力だとの指摘がありました。また世阿弥の名言「初心忘るべからず」についても触れられ、常に自身未熟さを忘れず稽古を怠ってはならないと指摘されました。聴衆を終始飽きさせずユーモアを交え引き込む力は流石で、非常に興味深く面白い講演でした。なお本年4月高田氏はサッカーJ2クラブチーム「㈱V・ファーレン長崎」の代表取締役に就任しましたが、「気力で不可能を可能にする」と言っていた通り、講演の翌々日J1昇格が決まりましたことを申し添えます。 講演会Ⅱでは、長崎総合科学大学環境・建築学部人間環境学科教授ブライアン・バークガフニ氏が演題「長崎の『和華蘭』文化に学ぶ」をテーマに講演しました。カナダ生まれのブライアン氏は、グラバー園名誉園長、長崎国際文化協会顧問でもあり、歴史社会学、長崎の国際交流史が専門です。江戸時代の長崎は、世界に開かれた唯一の港町であり、安政6(1859)年の日本の開国後も、上海にもっとも近い長崎は、新しい時代の情報と技術の窓口として、重要な貿易の中心地として繁栄し続けました。講演では和(日本)、華(中国)、蘭(西洋)との交流のなかで育てえられた長崎独特な折衷文化についてお話いただきました。 尚、アトラクションとして懇親会場で日本三大祭りの一つとして全国的に有名な長崎の秋祭りの「おくんち」で奉納される勇壮な郷土芸能である「龍踊(じゃおどり)」が行われ、おもてなしの気分を満喫しました。vol. 9521

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