サイプレス Vol.91
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セミナー第1部「あなたのパソコンが動かなくなる「ランサムウェア」の驚異」トレンドマイクロ株式会社様セミナー第2部「業務改善クラウド「Kintone」によるファストなシステム導入事例」サイボウズ株式会社様セミナー第3部「農業ICT化の現状と財団の取り組み」公益財団法人本庄早稲田国際リサーチパーク様ランサムウェアとは、侵入したコンピュータ内のデータを暗号化する等の方法により、コンピュータ使用者に「身代金(Ransom:ランサム」を要求し、脅迫的活動を行う不正プログラムの総称です。感染してしまうと、復元するためには身代金を払えとメッセージが表示され、たとえ身代金を支払いしても、復元できるケースは僅かとの事でした。セミナーでは、ランサムウェア被害の実態、ランサムウェアの対策をお話し頂きました。これから、益々、サイバー攻撃の脅威に対する意識付けが必要と思わせて頂いた内容でした。グループウェアサービスで有名なサイボウズ様ですが、今回はビジネスアプリ作成プラットフォームを御紹介頂きました。Kintoneは、プログラミング無しで業務アプリケーションを構築でき、例えば、顧客リストや、営業日報、在庫管理など、日頃の様々な業務にまつわるアプリケーションを、数分で作成出来てしまう画期的なサービスです。実際に、セミナー中にアプリケーション作成のデモを見せて頂きましたが、ドラッグ&ドロップ操作を多用し、あっという間に業務アプリケーションが出来上がってしまったのは驚きました。今後も、業務の効率化、共有化を行う為の選択肢として、アプリケーションの導入が選ばれる機会が増えて行き、Kintoneへのニーズは高まって行く事と思います。産・学・公・地域の連携を軸に、本庄早稲田の地で、新産業・新技術の創出を一貫支援する事業プロデュースを行っていらっしゃいます。今回は、財団の説明と食と農をめぐる現状と課題から、スマート農業の現状、それに対する財団の取り組みをお話し頂きました。施設園芸環境制御DIYワークショップでは、労働効率の改善、収穫コントロールによる所得の安定という課題に対して、農業に携わる方々が自らICT技術を利用し、課題を解決して行こうという取り組みに感慨を受けました。また、児玉白楊高校とのスマート農業プロジェクトにつきましては、農業生産者の新しい未来像を感じる事ができ、このプロジェクトに携わった学生の将来が楽しみに思えました。37vol.91

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