サイプレス Vol.91
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しき子供達とすれ違いましたが、みんな身につけていました。聞いてみると、手軽で中は涼しいとの事で、この日は11月中旬にも関わらず30℃超えの天気だった事もあり、ロンジーを着けた人を多数見ました。ミャンマーの民族文化に触れたくて、思わず、自分の分も含めて家族のお土産として購入してしまったので、来年の夏はロンジーで過ごしてみたいと思います。女性の方々は頰にタナカ(白粉の様なもの)をつけており、日焼け防止になるとの事。タナカは柑橘系の木をすりおろして、顔に塗るらしく、清涼感があり気持ちがいいそうです。ベトナムの後にミャンマーに入国した事もあり、昔ながらの風習や民族衣裳が今もなお街中に溢れており、ミャンマーという国の独特の文化に触れ合う事ができ、非常に新鮮な発見が多くありました。しかしながら、ロンジーを着た若者が寺院の中でスマホゲームをしながら談笑する光景を見ると、古い伝統の中に着々とIT化の波が押し寄せているのを感じました。ASOCIOICTサミット2016ミャンマー今年のテーマは、「AccelerateDigitalTransformationthroughLeveragingASEANEconomicCommunity(AEC)Opportunities」で、今回のホストであるミャンマーコンピュータ連盟(MCF)のKhonOo会長、ミャンマーU.ThantSinMaung運輸通信大臣より、それぞれ開会挨拶が行なわれました。参加した東南アジア各国の顔ぶれは、多国籍に富んでおり、ITの東南アジアでの急速な拡がりを感じさせるものでした。サミットの基調講演では、今後ミャンマーが成長していくためのビジョンについての講演があり、さらにASEAN経済共同体が発足し、ASOCIO地域内の企業のビジネスへの影響等、今後の取組みについての説明がありました。ミャンマーは、今だに停電が発生したり、ベトナムと比較するとインフラ整備が遅れている様ですが、新たなオフショア拠点として発展中であり、今後、注目すべき国だと思いました。最後になりましたが、今回のASOCIOサミット参加を企画してくださった埼情協のスタッフの方々、並びに今回の視察をご一緒いただいた皆さまには心から感謝申し上げます。有難うございました。31vol.91

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