サイプレス Vol.90
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������������������������������������������������「銀行におけるコンピュータ活用の変遷」2016年5月20日講師:石井進氏(AGS)①何故起業したか!サラリーマンを卒業し「BusinessOwner」となり、全企業の99.7%にあたる中堅中小企業のためにIT改革を実施し、中堅中小企業から感謝され、社会貢献をしたかった!②中堅中小企業経営のKeyPoint!倒産の危機は「資金繰り」です。大きな投資による資金繰りの悪化、また不況による資金繰りの悪化が時々発生します。このため、重要なことは利益の一部を必ず毎年毎年貯めておくことです。③IT業界の変遷に対応した「得意技の創造」!IT業界も時代の流れと共に変化しています。衰退分野から成長分野に常に舵を取り、「得意技の創造」が重要です。大変難しい目標ですが、日夜努力し「得意技の創造」を目指すのです。④「チャレンジ精神」と「インターネットの利用」で中堅中小企業でも大企業に勝てる!中堅中小企業でも充分大企業に勝てます。大きな分野で大きな勝利を狙わず、小さな分野(ニッチな分野)で大きな勝利を狙うことが重要です。また、「インターネット」を必ず利用することです。中堅中小企業でもSkillさえ強くなれば、大企業に勝てるチャンスはあります。<おわりに>私は学生時代、成績はあまり良くなかったです。しかし、誰よりも高い夢を持って、いつかは必ず世の中に役立つ人間になりたいと思っていました。現在、73歳ですが、毎日素晴らしい感動の人生を送らせてもらっています。「起業」で一番大切なのは、使命感です。「世の中を良くしよう」「お客様の問題点を解決してあげよう」「どうすれば低価格・高品質・短納期で良い製品ができるのか」等の使命感です。夢を高く持って一生懸命努力すれば大丈夫です。楽しい時間をありがとうございました!1.IT産業の変遷(歴史)(1)世界における歴史・第1の局面(1930年~)アメリカが軍事目的で計算手段として開発。・第2の局面(1964年~)情報処理の時代になり、コンピュータが発展。メインフレーム(大型汎用機)で集中処理が可能となった。取り扱うデータが高度化し統計学を駆使した複雑な解析が可能となる環境になった。・第3の局面(1995年~)Windows95が登場。インターネット時代の幕開け。コミュニケーションや情報収集のためのオープンなネットワーク基盤となった。⇒軍事ツール→企業ツール→個人ツールとして発展。(2)日本における歴史・第1の局面(1930年~)経営効率化・機械化の一環でパンチカードシステムの導入。・第2の局面(1964年~)日本電信電話公社(現NTT)が専用回線サービス開始。銀行を始め日本の高度経済成長が進み、オンラインシステムが稼動。金融業務の重要性が増す中で、膨大な事務量の増加を合理化する事を狙いに金融オンラインシステムが完成。5vol.90

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