サイプレス Vol.90
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������������������������������������������������「格差社会における貧困問題/技術の進歩と未来」2016年7月15日講師:松島勲氏(蓼科情報)/嶋崎和氏(セネット)⑥国際人として、外国人とのし烈な競争に打ち勝つ気概、根性を持つ。⑦幅広い教養と深い専門知識とスキルを身につける。⑧コミュニケーション能力を磨き、語学力(バイリンガル、トリリンガル)を身につける。⑨家族、親、兄弟姉妹、そして友人を大切にする。⑩人生を楽しみ、常に感謝の気持ちを忘れない。<結びに替えて>ThinkDifferentThinkGlobally,ActLocally.“着眼大局、着手小局”本日は私の友人でありIT業界の最先端を席巻しているセネットの代表を務める嶋崎和さんと二人で講義をさせていただきます。講義は、私が先に40分ほど実施し、残りを嶋崎さんが講義をいたします。格差社会における貧困問題●格差社会における貧困問題(子供の貧困)にたいする解決策はあるか?上記についてどの様に考えているかを知りたく講義にきました。それでは、私なりに日本における貧困について理解していることの話しをさせていただきます。私としては、安倍首相曰く、日本は、アベノミクスで豊かであると思われておりますが日本には格差があります。格差があることの事実をこれから日本を背負う君たちに理解してほしいがために話をします。実は貧困とは身近にあるのです。と申しますのは、各世代に貧困は存在致しております。子供の貧困、フリーターの貧困、老齢者の貧困。●子供の貧困まず、子供の貧困について現在子供の貧困率は、2014年度の調査によると16.3%(6人に1人)と言われております。貧困家庭になるには理由には様々な要因があるが、大きな原因が夫婦の離婚により母子家庭となること。この母子家庭における女性の年収は、平均223万円で父子家庭における父親の380万円を大きく下回っております。さらに貧困を助長しているのが、相談相手がいないということ。母子家庭では、仕事と家事で精一杯であり母親は相談に行く余裕がない。また、離婚を自己責任とみる風潮も強く、支援を求めづらい心境になりやすいことも影響しております。また、離婚にからむ家庭内暴力(DV)の影響も深刻で、離婚後心理的に追い詰められた影響が続き精神障害もあります。このような母子家庭をどの様に救済するか?一人ひとりが日本の将来を考えたら青少年育成として考えていかなくてはならない問題であると思われます。●フリーターの貧困大企業が雇用形態をとらずに日雇い的に人件費をカットする手段として運用した派遣運用が問題を大きくしております。本来派遣は、一般雇用対象者以外が派遣対象のはず、しかしながら若者に派遣社員募集案内がむけられ、非正規雇用という形態をとったため非正規雇用者が毎年増加して現在では1970万人です。これは、日本の雇用形態を大きく変えました。このフリーターこれからどうなる。スキルが無い若者をこれからどの様に正規雇用者にするか。本当に取り組まなければいけない時であると思われます。松島勲氏10vol.90

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