サイプレス Vol.89
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1次世代ICT活用調査研究会発足の経緯ビジネス部会においては、2014年度、2015年度と企画提案WGを発足して、公益社団法人の役割として県内の自治体に対し「ICTを活用した地域の活性化」を活動の軸として調査研究活動を行ってまいりました。各方面へのヒアリングを通して、様々な課題が浮き彫りになっていることが判明し、その課題についてさらに追求すべく、埼玉県産業労働部商業・サービス産業支援課にもご協力いただき、「次世代ICT活用調査研究会」を発足する運びとなりました。『市民にとって本当に必要なICTの仕組みとはどのようなものか?』をテーマに、提供されるサービスと利用する側とのギャップを検証しようとする試みです。2活動経過2.1キックオフ2016年度第一回のビジネス部会が4月5日に埼情協事務局にて開催されました。その中で当研究会の参加メンバーに対して、発足経緯の説明と今後の活動予定について報告を実施いたしました。ヒアリング候補の団体や企業について協議をし、第一回目の調査研究会(ヒアリング)については埼玉県県民生活部広聴広報課からお話を伺うことになりました。2.2『埼玉県における「まいたま」の戦略的活用について』6月7日埼玉県職員会館会議室におきまして、広聴広報課横内主幹、新井主査、情報システム課森田主査等をお招きし、当テーマについてお伺いをさせて頂きました。お伺いした内容の一部を以下に掲載致します。○「まいたま」の制作経緯埼玉県の情報発信としては広報紙「彩の国だより」を中心に行ってきたが、若い世代には伝わりにくいことが課題となっていた。そこで、ターゲットに合わせた情報配信が必要と考え、アプリ制作を検討した。○現在のダウンロード数と目標値5月末時点で、約2万2000件のダウンロードとなっている。当初計画では、平成28年1月15日のリリース後3か月で1万件のダウンロードが目標値であったがその計画を大きく上回る結果となっている。今後は、5万件を直近の目標としている。○利用状況利用者の分布としては、男女比はほぼイコール、30~40歳代が50%を占めている。元々のターゲット層は30歳代の子育て世代としていたのでこれも当初の計画と合致している。ビジネス部会『次世代ICT活用調査研究会』活動報告『次世代ICT活用調査研究会』活動報告ビジネス部会長矢吹武重16vol.89

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