サイプレス Vol.88
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埼玉版ウーマノミクスサイト検索◆女性活躍推進の社風でキャリア継続◆日東テクノブレーン総務部係長の古澤真由美さん(43歳)は入社13年目。古澤さんには前の職場で、第1子出産による育児休業取得後、復帰が出来なかった経験があるそうです。「育児休業から職場復帰するときに、退職を促されてしまったんです。その会社では私が初めての育児休業取得者でした。」日東テクノブレーンで派遣社員として働いていた縁で、退職者が出た際に正社員として入社し、その後は子育てとキャリアを継続し2人目を出産、現在、夫と中2、小4の娘2人の4人家族です。◆制度の充実と利用しやすい社風◆入社した当時から、女性の活躍を支援する社風があると感じたという古澤さん。「制度を利用しやすく、制度にないことも上司と相談し対応してもらえるケースもあり、働き続けることが出来る」と話す。社内では今、2人の女性社員が育児休業取得中です(2016年3月現在)。古澤さん自身も許可を得て車で通勤していた時期があるそうです。子どもが幼い頃は病院や雨の日の保育園の送迎など、自宅に一度戻る時間も含めて仕事を休まなければならない。業務にも支障がでることもあり、上司に相談して稟議書の対応で両立ができたそうです。◆家族の協力、資格取得の支援制度も充実◆残業や休日出勤をする日もあるが、「夫が協力して子どもの面倒を見てくれる。料理も洗濯も好きで、子どものお弁当を作る時は私より手が込んでいて美味しそうなんです。しっかり者のお姉ちゃんも妹の面倒を見てくれ、妹も家事をよく手伝ってくれます。家族みんなが協力的だから、仕事にも集中できます」と笑顔で話す古澤さん。同社では資格取得のための支援も充実しています。「合格手当の支給や賞与に反映するポイント制度もあります。2015年度はエコ検定が人気でした。資格取得は男女の区別なく評価、取得推進で社員のスキルアップにもなると、社でも力を入れています」と話していました。埼玉版ウーマノミクスプロジェクト連携企画女性活躍で企業力アップ!Vol.3(株)日東テクノブレーン編「制度を活用する社風」埼玉県が推進する埼玉版ウーマノミクスプロジェクトに賛同し、埼玉県と当協会が連携して実施する「女性の活躍するフィールド拡大事業」の一環として、3回にわたって会員企業において女性の活躍により効果を発揮している事例を紹介しています。第3回目は所沢市西所沢の(株)日東テクノブレーン本社を訪問しました。企画:埼玉県、取材:埼玉新聞社(女性の活躍するフィールド拡大事業受託者)<女性活躍推進に関するご相談・お問合せ>ホームページ:埼玉県産業労働部ウーマノミクス課TEL:048-830-3965E-mail:a3960-03@pref.saitama.lg.jp(次回は平成28年1月号の予定です。)30vol.88

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