サイプレス Vol.86
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〒330‒0075 埼玉県さいたま市浦和区針ヶ谷4‒2‒11 さくらビル・第二次オンラインシステム(1975年頃~)、第三次オンラインシステム(1985年頃~)顧客サービスの向上や顧客情報管理の充実に活用され、ATMの登場によりサービス時間の延長や休日サービスが可能となった。また、顧客情報を組み入れたことにより、それらを活用したマーケティングの展開も可能となった。・ポスト三次オン(1996年~)から現在高度なIT技術を駆使し、金融工学を活用した金融商品の提供やリスク管理を行っている。膨大なシステム更改のコストをどのように落とすか、有事に業務継続をいかに円滑に実施するかというBCM(事業継続マネジメント)へのシステム対応が中心となっている。・今後は…ネットバンキング機能を活用した無店舗化やサイバーテロなどの金融システム犯罪にいかに対処していくかに軸足がおかれていくのではないか。4.銀行におけるコンピュータの活用事例・今や銀行は、コンピュータなしでは存在し得ない。・コンピュータが無い場合、銀行の人員が5倍、店舗が3倍必要と言われている。・コンピュータ技術の発展により、銀行は豊富な顧客情報を保有。・顧客情報をビッグデータとしてプッシュ型マスマーケティングを展開。・顧客データベースのデータをマイニングし、大量の顧客からターゲット顧客を絞り込む。・かつては業務効率化のツールであったコンピュータは、マーケティングの頭脳へと進化。(CRM顧客関係管理の発展)5.IT企業の経営(AGSについて)当社は、1971年に設立し、2011年3月に東証二部に上場し、2014年3月に東証一部に指定替えとなった。さいたま市浦和区に本社があり、当社と子会社を併せた4社で、システム設計・開発・保守・運用から業務処理までをワンストップで提供できることが当社グループの強みとなっている。お客様は東京都・埼玉県を軸とした首都圏エリアを中心に、公共、金融、法人の3領域にバランスの取れた構成となっており、市場環境に柔軟に対応し、安定的な成長を見込める。今後は、関連会社であるITコンサル会社を活用し、事業継続やマーケティングコンサルなどのIT総合ソリューションサービスを提供することにより、競争力を高めていきたい。15vol.86

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