サイプレス Vol.86
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������������������������������������������������2015年7月17日『銀行におけるコンピュータ活用の変遷』講師:石井進氏(AGS)⑤海外にも目を向け、広い視野を持つ⑥国際人として、し烈な国際競争に打ち勝つ気概、根性を持つ⑦幅広い教養と深い専門知識とスキルを身に付ける⑧コミュニケーションスキルを磨き、語学力(バイリンガル、マルチリンガル)を身に付ける⑨家族、親、兄弟姉妹、そして友人を大切にする⑩人生を楽しみ、常に感謝の気持ちを忘れない<結びに替えて>ThinkDifferentThinkGlobally、ActLocally“着眼大局着手小局”1.我が国のIT産業の方針・ITは労働人口の減少による我が国の産業の衰退を補うとともに、高い付加価値を生み出す重要な産業である。・今後、オリンピックを控え、世界に誇れるIT立国を作り上げることは、我が国の将来の道筋を決める重要戦略である。2.IT産業の変遷(歴史)○世界における歴史大きく3つの局面に分けられ、常にアメリカがリーダー。・第1の局面(1930年~)アメリカが軍事目的で計算手段として開発。・第2の局面(1964年~)情報処理の時代になり、コンピュータが発展。メインフレーム(大型汎用機)で集中処理が可能となった。取り扱うデータが高度化し統計学を駆使した複雑な解析が可能となる環境になった。・第3の局面(1995年~)Windows95が登場。インターネット時代の幕開け。コミュニケーションや情報収集のためのオープンなネットワーク基盤となった。⇒軍事ツール→企業ツール→個人ツールとして発展。○日本における歴史・第1の局面(1930年~)経営効率化・機械化の一環でパンチカードシステムの導入。・第2の局面(1964年~)日本電信電話公社(現NTT)が専用回線サービス開始。銀行を始め日本の高度経済成長が進み、オンラインシステムが稼動。金融業務の重要性が増す中で、膨大な事務量の増加を合理化する事を狙いに金融オンラインシステムが完成。(AGSの前身も1971年に銀行向け受託計算サービス提供を目的に設立)・第3の局面(1995年~)SOHO、ベンチャー企業など裾野を広げて成長。既存業務の省力化・効率化(コスト削減)から、業務そのものの抜本的な再構築(BPR)へ変化するのに合わせ、情報サービスの内容も変化している。3.銀行におけるコンピュータ活用の変遷・第一次オンラインシステム(1965年頃~1970年代後半)事務の効率化や省力化が目的であり、コンピュータは大量業務処理を行うツールであった。14vol.86

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