サイプレス Vol.85
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����������1企画提案WG発足の経緯2020年の東京オリンピックの開催を控え、埼玉県内においても競技開催地の誘致や住民・観光客に対してのサービス向上の検討が活発化されてきております。埼玉県情報サービス産業協会としても、県内の自治体に対してICTを活用した提案を行い、地域の活性化に向けて活動すべく、企画提案WGを発足させました。2活動経過2.1提案アイデアの検討参加メンバーの中で複数のアイデアを出しブラッシュアップをした結果、2014年9月24日の『平成26年度第1回埼玉IT活用経営支援ネットワーク会議』にて以下3テーマについて説明を行う。・地元元気プロジェクト・小学生の安全な登下校・街の景観維持サポートシステム2.2さいたま市への提案ビジネス部会としてさいたま市に対してICT利活用について以下の先進的な取り組みを提言する。・市民情報基盤ネットワーク(Wi-Fi+iBeacon)の設置当該ネットワークの企業利用による利用料徴収市外からの来訪者や外国人の誘客を広めるために当該ネットワークの開放・市民アプリの提供による市民サービス向上上記を2015年2月16日にさいたま市へ提案。また、彩の国ビジネスアリーナ2015において、iBeaconをテーマとした講演会「O2O(OnlinetoOffline)施策の切り札「iBeacon」~あの!アップルストアも採用した「iBeacon」とは~」を開催し先進技術の情報提供を行う。2.3「ちばレポ」調査提案アイデアを更にブラッシュアップをし「街の景観維持サポートシステム」の提案書を作成し県内自治体向けに提案を検討すべく調査を行い、千葉市において『ちばレポ』が活用されているとのことで、2015年1月28日千葉市市民局市民自治推進部広聴課へ訪問。〇ちばレポ導入の背景・米国で同様のシステムがあり、マイクロソフト社(日本版として)から市側へ提案があった。⇒市側では、市民との「協働」というキーワードもあり、ICTを活用してみよう。〇導入について・競争入札で業者決定(地元企業へ)〇運用について・投稿内容は、画面に一覧表示できるので、各所管部署が自部署の投稿を対応する。・投稿写真の詳細な電子情報は、カットして掲載している。・情報の流れは一方向で、双方向にはしていない。(今後は双方向も検討している)・市側からの回答については、決裁が必要となるがシステムには機能がないので、別の仕組みで決裁してから回答する。(職員の権限範囲は決裁なし)・所管以外の投稿は、管轄する機関へメールで送信する。先方も承諾しており、システムにもメール配信機能がある。・現場調査の時間が短縮できている。2回が1回で済む(コスト計算はこれから)・作業職員へは、タブレットを配付し修繕結果等をその場で入力させている。(最初は抵抗感があった)埼玉県情報サービス産業協会ビジネス部会企画提案WG活動報告埼玉県情報サービス産業協会ビジネス部会長矢吹武重16vol.85
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