サイプレス Vol.83
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平成26年10月24日、大宮サンパレスにて毎年恒例となりました「学校と企業の就職交流会」が開催され、学校から21校、企業から23社が参加しました。当日は交流会と懇親会の二部構成で行われ、第一部の交流会では埼玉県内(近郊含む)の大学と会員企業により、採用に関する積極的で前向きな意見交換が行われました。第二部の立食パーティーでは、日東テクノブレーンの鈴木副会長より、大学生の職業意識などについてのお話を頂き、和やかな雰囲気の中で活発な交流が図られました。交流会はパシフィックシステムの関口氏、ぶぎんシステムサービスの小澤氏の司会により、小川会長の挨拶によって開会しました。小川会長からは、景気の動向が数字としては良いがトレンドをどう見るかは少し悩ましいなか、来年から就職のスケジュールが変わり、学校、企業ともに対応に苦労する状況であるため、率直な意見交換により本会を有意義な時間として頂くよう、お願い頂きました。鈴木部会長からは、当交流会が17年間続いており、発足当時に卒業した方が企業のなかで中核を担う人材となっていることを踏まえ、引き続き優秀な人材を地元のIT業界へ送り出して頂けるよう、活発な意見交換をお願い頂きました。続いて、出席された学校・企業の順に自己紹介を行い、事前アンケートに寄せられた質問を基にした意見交換に移りました。意見交換の概要を以下に記述します。(1)学校から企業への質問QIT業界の動向と雇用状況についてA雇用状況としては、昨年、一昨年の状況から一転して、売り手市場となっている。SEの活躍する市場・チャンスが多岐に渡る時代であり、IT企業としても多重下請けの一社ではなくオリジナリティが必要になってきている。ITは生活のインフラとして社会に浸透しており、IT業界の動向は引き続き堅調と言える。Q2016年4月採用予定人数、今年との増減、採用活動スケジュールについてA例年通り10名程度の予定。時期は、経団連の合意に沿っていない企業もあり悩ましいが、大手の後を意識して4月から進めるよう検討中。A今年度と同様に、20名程度の予定。あくまで目途なので結果的に多少増えることもあり得る。エントリーは3月1日から開始予定。なお、インターンシップを12月から予定。A今年度より多少増加して5名程度の予定だが、良い人材がいればどんどん取りたい。来年3月から社員の母校などに挨拶して回る予定。Q優良企業の見分け方についてA非上場であれば3期分の事業報告等、まずは事業や業績の確認を行う。また、ES(従業者満足)についてぜひ企業を訪問して把握してほしい。企業と学校は対等の関係であることが重要だが、その点が徹底されていない企業は問題がある。最後に、コンプライアンス。残業時間、有休取得率、従業員の定着率も確認してほしい。学校と企業の就職交流会学校と企業の就職交流会日時:2014年10月24日(金)第一部:15時~17時第二部17時~18時30分場所:大宮サンパレス15vol.83

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