サイプレス Vol.82
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「日本のIT業界」1970年代は花形業界だったがハードメーカを頂点とした多重下請構造であり、3K職場と呼ばれIT企業からの人材離れが起こり、今や我国のコンピュータ活用レベルは隣国と比較しても劣っている。4.社会人として企業が求める人物像・経営の3要素は「人・物・金」+「技術・情報」ですがIT業界は{人材}に尽きる。・我社の社員育成人間力を重視し基本マナー、物事の捉え方を徹底している。具体的には、①挨拶の励行…当たり前のことを当たり前に実行する。営業行為の基本。②物事の俯瞰…目先の事象、問題点だけに捕われず、全体最適を求める。・人間力の日々の向上人間力の高い人と接する事は重要である⇒基準として役職・経歴も重要な要素。一方、低いレベルの人と接するのは、一時的には楽であるが何も生み出せない⇒自分を劣化させる。5.面接試験への対応――自分の意見・意志で、自己を明確に表現する――質問事項として志望理由………自分自身で考えて的確に答える…企業の内容等は事前に調べておく。定型文を暗記した返答は、心に響かないし、角度を変えた質問には返答に窮する。大学での成果…「人間関係を構築」⇒ぬるま湯で真の人間関係が築けたのか?お互いに切磋琢磨することが真の人間関係を磨き育てる⇒1年生なら間に合う。幸運な人生か…松下幸之助氏の質問です。周りから支えられていることを意識しているか。松下幸之助氏の成功3要因(1)貧乏………働くことが当然。(2)虚弱体質…頑張りが効かないので、他人の力を借りた。(3)低学歴……他人の意見を尊重し、何事にも好奇心を持った。6.最後に我国は世界三位のGDPを誇る経済大国です。しかし、国土は狭小で、その大部分は急峻な山並みが海岸線まで迫っています。産業の基盤となる化石燃料はほとんど採取されず、資源の大部分は海外に依存し、人口も1億3千万人とGDP1位の米国、2位の中国には遠く及びません。我国の誇るべきは、その教育成果である技術・能力しかありません。幸いにして、昨年10月9日の産経新聞によれば、世界24地域の16歳~65歳、16万人を対象とした能力判定によると3分野の内、①読解力②数的思考力で日本は1位に位置づけられたそうです。我々一人一人の技術・能力こそが、この国とその生活基盤を支え、その進歩こそが国家の成長に繋がっていく大きな力であり、宝なのです。昨日より今日、皆さんの技術・能力を伸ばすために、勉強を怠らないで下さい。そしてその向上こそが日本の成長、延いては、皆さんの生活の向上をも実現することを願っています。14vol.82

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