サイプレス Vol.81
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-重要なファイルを本当に暗号化してしまい、暗号解除に必要なプライベートキーを渡す代わりに金銭を要求する・今回のようなハッキングを防ぐには、『2ステップ確認』を設定しておくことが必要・今回の事象は、セキュリティホールの無いiOSにて、純正サービスの穴を突かれた攻撃である⑵サッカーW杯で“便乗サイバー攻撃”・サッカーW杯ブラジル大会に合わせ、出場選手の動画ファイルやW杯ゲームの無料ダウンロード画面に見せかけ、コンピューターウイルスに感染させる悪質な行為が相次ぎ確認されている-W杯への関心を悪用した便乗型のサイバー攻撃・トレンドマイクロ:「遠隔操作ウイルス」が仕掛けられたW杯出場選手などの動画ファイルを複数発見-選手の動画ファイルを開封しても動画は見られず、ウイルスに感染するこれにより、何者かがパソコンの全ての操作をコントロールできる状態になる・サッカーW杯のほか、オリンピック、大統領選挙など世界の関心が集まるイベントに便乗したサイバー攻撃は、これまでも確認されてきた・「笑っていいとも」の終了時には「タモリ」名で迷惑メールが出回った⑶LINEの危険・トレンドマイクロ:LINE利用指針「人気アプリ、LINEを安全に利用するために」を公表・これはLINEをはじめとした無料通話アプリを利用する際に気をつけるべき点をまとめたもの-利用前には、アドレス帳の送信に注意意図しない友達の広がりを防ぐ保護者は子どもの利用に注意を!・LINEに代表される無料通話アプリの危険は、セキュリティアプリでは防ぐことはできず、人的要因に起因している・「設定」の危険性-「相手のアドレス帳に自分の電話番号があると自動的に相手に表示される」「友達として登録されると削除できない」というしくみが問題視されているスマホの電話番号は使いまわされているため、新しくすると、前の持ち主とのつながりがそのまま残ってしまうなどといった危うさがある・「つながり」の危険性-友達募集サイトやアプリがいくつも見受けらるが、これらを利用して相手を探すことはとても危険で、各運営会社も禁止しているまた不特定多数の人が閲覧できるところにIDなど個人情報をのせることも危険LINEでは18歳未満のLINEを利用者のID検索を不可にするなど対策を講じている・「課金」の危険性-各社ゲーム系のアプリを連携させてリリースしている(未成年の利用者も増加)ほどんとが、入り口は無料でも、内容に課金コンテンツが含まれている・知らないことによる危険、使い方による危険性について対策を講じなければならない-特に未成年(責任能力がない)が当たり前にスマホを使う時代使い方を教えることが保護者の義務?30vol.81

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