山 形 仁 志(フジミック埼玉)吹 場 純(エレクス)小 川 智 之(関東図書)横 堀 伸 也(協会専務理事)手 塚 隆 雄(協会事務局長)20 2023年度も下半期に入りました。今年の上期は、新型コロナの様々な制限が緩和され、以前の活気が戻って参りました。世界的にもポストコロナの波に乗って空白の3年間を取り戻すべく、オーバーツーリズムとしての懸念が発生するくらいインバウンド需要が回復、拡大しています。臥薪嘗胆の思いで息をひそめていた日本人も、各種イベントの実施・参加、海外、国内旅行についても需要が回復し、混雑のニュースがGW、お盆の風物詩として戻って参りました。経済界では、特に円安の恩恵を受けた企業に関する利益拡大のニュースが流れるようになるなど、明るい話題も増えています。その一方で問題となっているのは、深刻な人員不足です。大手企業は人材確保の為、大胆なベースアップを実施し社員の確保に対策しています。外資系の企業が、初任給を1.5倍にしたという話がメディアに取り上げられています。我々が身を置いているIT業界も多聞に洩れず、新卒採用は固より、プロジェクト編成のための人材確保に苦慮している会社も多いのではないでしょうか。仕事はあるのだけれど技術者の確保が出来ない、要員調整が出来ずプロジェクトが延期になった、などという話は良く耳にします。コロナの経験を経て、我々は技術の連携によりリモートで仕事をするスキルを身に付けました。その一方で、対面ではないと仕事が捗らないという指摘もあります。これらはネットワークによるTime Delayであったり、制限のあるPCスクリーンでの資料の見ずらさであったり、打合せ内容を瞬時に共有出来ないなどの入力デバイスの問題であったりすることでしょう。但し、これらのことは、今までがそうであったように半導体の進歩により必然的に解決されるものと思います。また、人が関わる仕事も生成AIやRPA、ノーコード・ローコードツールなどの台頭によりその内容が変化していくことが想像されます。しかし、それらの技術がうまく社会に浸透するか否かの鍵はコミュニティーの存在です。どんなにツールが発展しても人的交流の場がないところでビジネスは発展しません。これら、コミュニティー形成に日々尽力する埼玉県情報サービス産業協会の取り組みに対し、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。広報担当:山形(フジミック埼玉)編 集 後 記
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