サイプレスNo.117
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 設問によっては間違った答えをしてしまう、英語で質問すれば反応しやすいが日本語だとそうでもない、企業などで自社の機密情報を伝えてしまうリスクがある、個人情報は絶対に伝えてはいけない等々色々な意見も見られます。 利用にあたってのルール造りや一定の規制は必要でしょうし、今日から始まるG7でも議論されるようですが、リスクがあるからChat GPTを使わないでおくという選択肢は最早ないと思います。 AIと競い合っても勝ち目はないので、如何に賢く使うか、それから個人として高いコミュニケーション能力やクリエイティビティと言ったAIが苦手とする部分で自分の強みを活かして行くことが重要なのでしょう。以上25Chat GPTについてさいごに【①「ピンチはチャンス」であるということ】 これから日本は少子高齢化社会が急速に進む、人手不足が深刻になる、財政状況も先進国中最悪レベルで、その持続可能性が心配である等々確かに今の日本は「課題先進国」と言えます。課題が山積です。しかし逆に言うと課題解決の先行事例を示すことが出来れば、日本は課題先進国から「課題解決先進国」になることができる。今の苦境をチャンスと考える強かさが大事だと思います。【②「好きかどうか」であるということ】 職業を選ぶ上で大事なことは「好きかどうか」です。好きこそものの上手なれという言葉がある通り、好きなことであればモチベーション高く、意欲的に職に向き合えます。そして選択したあとにキライになったあるいはもっと好きなことが出来たとなったらリスキリングして再チャレンジすれば良いと私は思います。 その昔と比べると、労働市場の流動性が高まり、再チャレンジしやすい社会になりつつあることは間違いありません。 皆さんのこれからの人生航路が希望に満ち輝かしいものになりますようお祈りして話を終えます。

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