サイプレスNo.111
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2 実のところ今回のコロナ禍で官民を問わず、日本社会のIT装備の不十分さ、脆弱さが白日の下に晒されました。従前に比べIT投資への関心の高さ、諸課題の中での優先順位が飛躍的に高まっているものと思います。 そのような中で、私ども埼玉県情報サービス産業協会が旗を振り、地元のお客様への諸課題解決に取り組むことはこれまで以上に重要で意義深いものと考えます。 本年1月25日からは、「オンライン彩の国ビジネスアリーナ」が開催されます。コロナとの共存を図る、所謂ニューノーマルに対処しながら、更なる地域経済の活性化に繋がるよう、活発なビジネスマッチングの機会としたいものであります。 また長年に亘り取り組んでおります、「彩の国さいたまICTコンテスト」につきましても、次世代のIT人材の育成、底上げのため、これまで以上に重要な取り組みであると認識を新たにすべきものと思います。 今年の経済見通しにつきましては、米中対立や新たな変異ウイルスなどのリスク要因、不透明要因は抱えるものの、全世界的に経済成長が見込まれており、日本経済についてもコロナ前の水準を回復するとの見方が多いようです。 コロナ禍という全人類規模での未曾有の危機に晒されても、新たなビジネスシーズは生まれており、危機を折り込み、克服しながら経済は動き出しています。 人類の叡智と経済活動のダイナイズムに驚かされ、そして感動させられる思いであります。 そしてポストコロナの重要な鍵はICTにあることは言を俟ちません。当協会の使命も極めて重いものがあると新年に臨み肝に銘じ、地域情報化推進事業、人材育成事業、産学官交流事業など様々な事業展開を進めて参ります。 埼玉県さま、埼玉県内企業さま始め多くの関係者の皆様には日頃の当協会へのご支援、ご協力に厚く感謝申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 新年明けましておめでとうございます。 コロナ禍の中での2度目の新年を迎えることとなりましたが、会員企業の皆様におかれましては、ウィズコロナの時代に新たな商機を模索するべく、清心な気持ちで新年を迎えられたことと拝察いたします。公益社団法人 埼玉県情報サービス産業協会会長  原  俊 樹新年のご挨拶 

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