サイプレスNo.107
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 新年あけましておめでとうございます。コロナ禍での新年となりましたが、皆様方におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。今年度は、副会長の鈴木が新年のご挨拶を申し上げます。 旧年中は、当協会の事業活動に格別のご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 時代の節目を迎え、これからを展望するにあたり、少し「協会の歩み」を振り返ってみたいと思います。 平成5年10月に埼玉県の後援を得て、任意団体「埼玉県情報サービス産業協会」として設立(正会員56社)され、平成7年6月には埼玉県初の「彩の国さいたま情報化フェアー‘95」を開催(来場者数1,600名)しました。平成8年4月社団法人となり、平成9年1月には第一回ホームページコンテストが開催(応募者54名)されました。 その後、平成24年4月に公益社団法人へ移行し、令和2年1月の「彩の国ビジネスアリーナ」では、来場者数 17,603名、出展社数680社と埼玉県を代表するイベントとなり、会員数も正会員69社、賛助会員18社となりました。 当協会では毎年恒例国内最大級のビジネスマッチングイベントである「彩の国ビジネスアリーナ」を今年度は2021年1月8日(金)~2月8日(月)「オンライン彩の国ビジネスアリーナ」と題して埼玉県/公益社団法人埼玉県産業振興公社及び県内6金融機関との主催により開催いたします。例年とは異なった形でのイベントとなりますが多くのビジネスマッチングを期待しております。 ご承知の通り、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、わが国経済社会におけるデジタル化の遅れが顕在化しました。こうしたなか、菅義偉首相は、複数の省庁に分かれている関連政策を取りまとめて強力に改革を進める体制としてデジタル庁の創設を掲げ、政府内で検討が進んでいます。そして、経団連が目標として掲げているSociety 5.0を実現するためには、社会のあらゆる分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が急務です。 また、健全なデジタル社会の実現には個人情報の保護とサイバーセキュリティの確保が不可欠であることから、独立性の高い機関による官民の個人情報の取り扱いの一元的な監督およびサイバーセキュリティの確保が重要であることは言うまでもありません。そうした環境変化の中で、地域におけるICTの普及拡大のために、当協会の果たす役割は、ますます高まっていくものと認識しております。 そのため次世代を担う若い技術者育成を図るために、20年以上に亘って、「彩の国さいたまICTコンテスト」を開催しており、2019年には、総務省から永年の功績に対し、情報通信月間関東総合通信局長表彰を受賞しました。今後もICTの裾野の拡大を図るために、若い世代を対象にした活動を積極的に推進していく方針であります。 当協会としては、こうした地域情報化推進事業、人材育成事業、産学官交流事業や地域における啓蒙・普及事業など、ICTの地域普及拡大に向け、様々な事業を展開してまいります。 埼玉県・埼玉県内企業様はじめ、多くの関係者の皆様には、当協会への日頃のご支援ご協力に厚く感謝申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。 本年もよろしくお願いいたします。新年のご挨拶 公益社団法人 埼玉県情報サービス産業協会副会長  鈴 木 真 澄2vol. 107

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