サイプレスNo.106
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ついてなく、 このままでは、企業の永続的好循環のエンジンとなるイノベーションや新たな価値創造の担い手が先細りになる。 今や企業は人づくりの進め方を一新し、 革新的な技術やビジネスモデルを生み出せるイノベーション型人材の育成に取り組む必要がある。」最近の我が国の経済団体の指針やマスコミの論調をまとめるとこのようになりますが、イノベーション型人材の育成には、単なる新技術・新知識の習得だけではなく、その根底には人の考え方・行動面の変革が不可欠と考えます。こうした視点から、IT企業の経営・人材育成の経験等を踏まえ、今後、育成すべき人材像について、以下3点、私見を述べさせていただきます。まずは、失敗を恐れず果敢にチャレンジする人材の育成です。IQに代表される「認知能力」は10歳前後で伸びが止まると言われていますが、チャレンジ精神や我慢強さなどの「非認知能力」には成長の限界はありません。 世界的に有名な米国ペリー・プレスクール・プロジェクトによる研究成果でも、「認知能力」の高い人材よりも「非認知能力」の高い人材の方が社会に貢献する確率は高いとの研究成果が出ています。まずは、失敗を積極的に奨励する教育風土を確立し、「『面白そう』を口癖に『やってみよう』を行動癖にする」ことから始め、失敗を恐れずにチャレンジできる人材を育成していただきたいと思います。2番目は、放任教育ではなく 「放牧教育」の推進です。昨年、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が会見で、「研究者は役に立たない研究を一所懸命やってほしい。 目的があってするのではなく好きな研究をする。 そのほとんどが無駄になるが、 無駄をやらないととんでもないものは出てこない」と語っています。 まさに京都大学、 旭化成と放牧教育の中で育った吉野氏独特の発言だと思います。 現在は効率性を追求される経済社会にありますが、事細かく指示・管理するのではなく、かつ任せっぱなしでもなく、任せてみて、少し距離を置いて見守り、必要なときに必要な部分だけ適切な指導を行うという 「放牧教ホシインフラ構築導入導導導導導導導導導導導導導入入入入入入入入入入入サポートパッケージソフトウェア電子化電電電電電電電電電子化サービスホームページ制作システムシステム設計・開発アーベルソフトは様々なのニーズにお応えする技術と経験をもって、お客様のビジネスを強力にサポートします。埼玉県坂戸市薬師町-vol.1065

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