サイプレスVol.103
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   ただし、富士通マレーシアの責任者である工藤社長の前任地であるベトナムと比較すると、社会インフラや日系企業・現地企業の質・量などから、現状はマレーシアの方が優位性が高いとのことである。   富士通マレーシアからの説明を受けた後、活発な質疑応答が行われ、最後に、開発拠点などのオフィスを見学し終了した。5.感 想   マレーシアは、クアラルンプールを中心に急速に発展しており、社会インフラは着々と整いつつあると感じた。人口も引き続き増加しており、教育レベルの底辺拡大やIT教育の充実が進むと、今後、更なる発展につながると感じた。IT分野も、シンガポールには及ばないものの、ベンチャー企業が徐々に育っており、いずれマレーシア発のITビジネスモデルが世界に発信される可能性はある。   一方で、現状は、安定した政治・マレー人優遇の諸制度・豊富な天然資源・災害が極端に少ない(台風・地震ない)安定した温暖な気候、加えて、少ない労働時間で生活を楽しむ風土(9時~17時勤務の世界)など、甘えの国民性から脱却し、先進国を目指して、国民が真に骨身を惜しむことができるか現状は疑問である。   IT産業も、知的労働者の他国(主にシンガポール)への流出による人材不足やリスクをとって開拓するベンチャー志向の低さから、一定の発展は見込めるものの、シンガポールのようなアジアの中核拠点になるには相当の時間と政策努力を要すると感じた。ホシインフラ構築導入導導導導導導導導導導導導導入入入入入入入入入入入サポートパッケージソフトウェア電子化電電電電電電電電電子化サービスホームページ制作システムシステム設計・開発アーベルソフトは様々なのニーズにお応えする技術と経験をもって、お客様のビジネスを強力にサポートします。埼玉県坂戸市薬師町-30vol.103

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