サイプレスVol.103
30/44

ASOCIO デジタルサミット2019マレーシア・クアラルンプール大会参加報告1.日 時  2019年11月12日㈫ 9時~22時まで、クアラルンプールコンベンションセンター2.プログラム  ① 開催者挨拶・来賓挨拶  ② 講演 3コマ(内、1コマはJISA副会長 岩本氏(元NTTデータ社長)  ③ セッション  ④ ガラディナー(20時~22時)3.大会内容  約500人(内、日本人 約30名(当協会から、7名出席))   ASOCIO大会会長から、開会宣言の後、来賓から、マレーシアのIT業界の現況や今後の抱負が述べられた。   次に、IT産業に従事する各国の経営者などから講演が行われ、主に、AIの活用事例が紹介された。内容的には、近い将来、世界の隅々までAIが浸透し、我々人間とAIがどう関わりあうかを問う内容であった。   その後、JISAの岩本副会長から、人類の太古の歴史から、ITを通しての現在そして近未来についての基調講演が行われた。この講演で強調されていたのは、AIの活用によりITは社会インフラとなり、人間は、便利で豊かな社会という恩恵を受けるが一方で、ヒューマンセントリック社会(人間を中心とした社会)こそが未来ある人類の歴史を築くことができるとのことであった。   夕刻には、政府関係者・大会関係者・参加者、一同に会し、ガラディナーが開催され、マレーシア舞踊などが披露され、22時に閉会となった。4.感 想   地元のIT経営者の講演内容は先進性が高く、首都クアランプールの社会インフラの充実と相まって、マレーシアの今後のIT産業の発展の可能性を感じた大会であった。一方で、教育レベルの向上や優秀な人材の隣国等への流出防止など、今後の発展に欠かせないリーダシップのとれる人材の確保・育成が必要であると感じた。28vol.103

元のページ  ../index.html#30

このブックを見る