サイプレス Vol.95
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学校と企業の就職交流会求人教育部会 副部会長 渡辺 益司日時:2017年10月20日(金) 第一部:15時~17時 第二部:17時~18時30分場所:大宮サンパレス 平成29年10月20日、大宮サンパレスにて毎年恒例となりました「学校と企業の就職交流会」が開催され、学校から21校、企業から20社が参加しました。 当日は交流会と懇親会の二部構成で行われ、第一部の交流会では埼玉県内(近郊含む)の学校と会員企業により、採用に関する積極的で前向きな意見交換が行われました。第二部の立食パーティーでは、和やかな雰囲気の中で活発な交流が図られました。 交流会は関東図書株式会社の相木氏、AGS株式会社の遠山氏の司会により、小川会長の挨拶によって開会しました。 小川会長からは、近年、SEが憧れの職種に近づいてきたと感じている一方、AIの進歩によって、数十年後には雇用減少となる可能性が高いと言われるなか、就職活動を行うのは学校、企業ともに対応に苦労している状況であるため、率直な意見交換により本会を有意義な時間として頂くよう、お願い頂きました。 鈴木部会長からは、学生がITに興味を持ち、将来性があると感じていることは喜ばしいことであり、今年度もまだ採用を継続している企業もあるため、引き続き優秀な人材を地元のIT業界へ送り出して頂けるよう、活発な意見交換をお願い頂きました。 続いて、出席された学校・企業の順に自己紹介を行い、事前アンケートに寄せられた質問を基にした意見交換に移りました。意見交換の概要を以下に記述します。 🅠 IT業界の動向と雇用状況についてA㈽ 2020年のオリンピック関連の仕事で景気は回復傾向にある。また中小企業では賃上げ効果等で持ち直している。一方で個人消費はエネルギー価格上昇のため若干の下押し傾向にある。情報サービス業は景気回復によってそれなりに仕事があるが、時代とともに仕事内容が大きく変化している。AIやIoTなど新しい技術を取り入れ、ITを活用したソリューションサービスが大きく成長している。時代の流れに合わせて経営施策も変える必要があるが、根幹を担うのは人材である。売り手市場ということもあり、人材不足は業界共通の課題であり、また次世代を担う人材をどう成長させるかも課題である。是非とも埼玉県内のIT業界へ就職を進めていただければと思う。 🅠 IT業界に対する就職先としてのイメージや入社後のギャップ等について�A㈻� 技術革新が早い、付いていくのが大変、残業が多いというイメージ。ただ、最近は企業側が研修等をしっかり行っているので、イメージは変わってきている。�A㈻� 繁忙期は残業が多いイメージだが、昔ほどの悪いイメージはない。�A㈻� 専門的なことなので、入社後もさらに勉強しなくては付いていけない。入社前に理解してミスマッチのないようにと考えている。�A㈻� 技術進歩があるので、就職してからも日々勉強しなくてはいけないと聞いている。在校生も刺16vol. 95

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