サイプレス Vol.91
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備わったランチルーム、休憩室なども備わっていました。この他にもすべての部屋に入退室用のセキュリティー管理が設備されているほか、ビル全体では自家発電装置や多目的トイレなどハンデを負った方にも働きやすい設備が備わっています。センター長に設備の使用料を伺いましたが、占有施設で月額1,000円/㎡、通信費や電気料金などを除く共益費込でも1,200円/㎡とのことでした。本土と比較してもかなりの割り安感があることがわかりました。施設を案内していただいた宮良課長から、若い人たちは石垣市内に大学がないことから、高校卒業後沖縄本島もしくは本土へ行くことが多い。この若い世代がまた石垣島に戻ってきて石垣市の産業振興のために活躍していただくことを期待している。そのためにも沖縄県全体で進めている情報処理産業の振興に期待し、このセンターをもっと活用していただけるように努めて行きたいとのお話を頂きました。近年の情報通信技術の発展により、日本国中の距離感が縮まるなか、すべての事業を一カ所集約するのではなく、それぞれの地域における事業活動、立地条件の優位性、コストメリット、行政の産業振興などを考え、事業の全体最適を考える重要な視察になりました。また、視察を終了した後、宿泊先の研修会場で今後の働き方について意見交換を行いました。その会の中で、少子高齢化が進み、時間外が多いとされる情報処理業界では、これまでの働き方ではよりいっそう人材確保が厳しくなることが懸念される。埼玉県に若い優秀な人材を確保するためにも、会員企業がそれぞれ働き方を見直していくことを確認しました。最後に今回の視察を快くお受け頂きました、石垣市IT事業支援センターの宮良課長様はじめ職員の皆様ありがとうございました。求人教育部会では定期的に情報交換を実施し、会員企業間で採用活動をはじめとした求人活動や人材育成に関する情報交換なども行っていますので、会員企業の皆さまぜひご参加ください。42vol.91

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