サイプレス Vol.91
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Q①IT業界動向と雇用状況についてA(企)近年、人工知能などの大きな動きが進んでおり、2045年にはコンピュータが人間を超えるシンギュラリティが予測されている。また、AIといっても、例えば、鳥を作る、生物に代わるような、いわゆる「強いAI」に限らず、飛行機を作るような「弱いAI」もあり、便利なものが増えていく時代。当社も研究開発部門を作り、産学連携へとつながる取り組みも始めている。IT業界にも志高い学生が戻ってきている。楽しい業界になっていくので、今後も良い学生を求めている。A(学)ITに関心高い学生は増えているが、職務の多様化により理解は難しくなっている。学生へは、HP、説明会、インターンシップで理解度を高めるよう指導している。A(学)IT業界は成熟しており、学生の関心は微減傾向。国やIPAによる啓もう策に注目したい。学生へは、資格を取ることと、また、自ら工夫して取り組める仕事、企業を選んであこがれの企業に挑戦するよう指導している。A(企)今後必要とされるICT技術に関しては、IoT、ビッグデータの領域が伸びるので、言語ではJava、C#等、技術ではセンサー、知識では統計学が有用。目的に応じて技術や知識をトータルに組み合わせる必要がある。学生がこれらすべてを学ぶのは難しいので、考える力、導き出す力をしっかり養ってほしい。学校と企業の就職交流会求人教育部会副部会長渡辺益司日時:2016年10月21日(金)第一部:15時~17時第二部:17時~18時30分場所:大宮サンパレス平成28年10月21日、大宮サンパレスにて毎年恒例となりました「学校と企業の就職交流会」が開催され、学校から17校、企業から17社が参加しました。当日は交流会と懇親会の二部構成で行われ、第一部の交流会では埼玉県内(近郊含む)の大学と会員企業により、採用に関する積極的で前向きな意見交換が行われました。第二部の立食パーティーでは、和やかな雰囲気の中で活発な交流が図られました。交流会は、関東図書株式会社の相木氏、AGS株式会社の小森氏の司会により、小川会長の挨拶によって開会しました。小川会長からは、IT業界としては業況の良さから人材不足がしばらく続く見込みであり、一方、学校側としても学生の内定率は向上しているものの個別の悩みがあると思われるため、率直な意見交換により本会を有意義な時間として頂くよう、お願い頂きました。鈴木部会長からは、就職の状況は毎年変わり各社工夫を凝らして人材確保に取り組んでおり、今年度もまだ採用を継続している企業もあるため、今後とも良い人材をIT業界に送り出して頂けるよう、お願い頂きました。続いて、出席された学校・企業の順に自己紹介を行い、事前アンケートに寄せられた質問を基にした意見交換に移りました。意見交換の概要を以下に記述します。18vol.91

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