サイプレス Vol.88
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〈平成28年2月~3月〉〈平成28年2月~3月〉システム技術部会活 動 報 告活 動 報 告はじめに数年前からビッグデータが注目をされていますが、近年はパソコンやスマートフォンだけでなく、色々なものがインターネットに接続され、様々な情報を交換したり収集したりされ始めています。これはIoTと呼ばれ、家電、乗り物など「こんなものまで!」と言いたくなる分野に広がっていて、ますますデータで溢れかえる世の中になっていきます。さまざまなデータが溢れる反面、マイナンバーを含む特定個人情報など機密情報も多くなっています。ネットワーク社会となり、巧妙な標的型攻撃などネットワークに対する脅威も多くなってきています。世の中のIT事情が日々変化するなか、当部会は、一歩でも二歩でも進んだ情報をSISIA会員企業の皆さまに届けられるよう活動を行っていきます。当部会メンバーは会社の中では最も多忙な方ばかりです。しかし、どんなに忙しくとも月半日だけは参加して、他社で同じ様な環境で頑張っている人達と熱いディスカッションをしたい、それを出来る場所がSISIAにある…それを実現するのが我々の夢です。SISIAの会員企業の社員で、当部会のテーマに関心がある方、我々と熱いディスカッションをしたい方はSISIA事務局迄ご連絡ください。ご参加をお待ちしています。開催日時:2016年2月19日(金)16:00~17:30場所:AGS株式会社参加者:鬼澤喜一、徳澄範光、井本貴志、上原隼人、一戸英男、小杉智(順不同、敬称略)1.内容�『フィンテックは金融革命?』(発表者:株式会社デジタルイノベーション井本貴志氏)⑴フィンテックとは?・「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた米国発の造語・金融とIT(情報技術)を融合した新しいサービス・カード不要の資金決済電子マネー・日本では長崎のハウステンボスなどで利用されている・借り入れ申込書不要の資金調達-ビッグデータなどから与信枠を判断し、借り入れ申込書無しで借り入れが可能・人工知能による資金調達などのアドバイス(プッシュ型)・借り手と貸し手をネット上で結びつける、エンジェル投資家に近い・フィンテックが事業者のブースを丸ビル内に設置されている・金融庁が相談窓口を設置し、法律上、セキュリティレベルなどをジャッジしてくれる・金融審議会ワーキンググループが設定され日本総研が座長を務める-7つ以上のグループに分かれている-情報業、弁護士、金融屋、法務省などが参加している⑵既存サービスとの違い・金融庁の認可が必要なので、前例の無いことを誰にやらせるかを考える-前例の無いことは、話を聞いてくれない-特定の地域でまずスタートするか、メガバンクと一緒にやっていく必要があるのではないか?-純粋さは無くなる可能性がある・電子マネー/カードは生体認証へ・融資/信託はAIによる管理へ・端末は専用端末ではなくパソコンへ・クレジットカードは無くなるかも?・海外でのフィンテックと日本のフィンテックには差があるのではないか?22vol.88

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