サイプレス Vol.86
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������������������������������������������������2015年5月15日『日本に於ける受発注の仕組みの弊害』講師:松島勲理事り法律、倫理規範を守り、社会やお客様との良好な関係を保ち、信頼される人間としての正しい生き方が学べます。①何故起業したか!サラリーマンを卒業し「BusinessOwner」となり、全企業の99.7%にあたる中堅中小企業のためにIT改革を実施し、中堅中小企業から感謝され、社会貢献をしたかった!②中堅中小企業経営のKeyPoint!倒産の危機は「資金繰り」です。大きな投資による資金繰りの悪化、また不況による資金繰りの悪化が時々発生します。このため、重要なことは利益の一部を必ず毎年毎年貯めておくことです。③IT業界の変遷に対応した「得意技の創造」!IT業界も時代の流れと共に変化しています。衰退分野から成長分野に常に舵を取り、「得意技の創造」が重要です。大変難しい目標ですが、日夜努力し「得意技の創造」を目指すのです。④「チャレンジ精神」と「インターネットの利用」で中堅中小企業でも大企業に勝てる!中堅中小企業でも充分大企業に勝てます。大きな分野で大きな勝利を狙わず、小さな分野(ニッチな分野)で大きな勝利を狙うことが重要です。また、「インターネット」を必ず利用することです。中堅中小企業でもSkillさえ強くなれば、大企業に勝てるチャンスはあります。<おわりに>私は学生時代、成績はあまり良くなかったです。しかし、誰よりも高い夢を持って、いつかは必ず世の中に役立つ人間になりたいと思っていました。現在、72歳ですが、毎日素晴らしい感動の人生を送らせてもらっています。「起業」で一番大切なのは、使命感です。「世の中を良くしよう」「お客様の問題点を解決してあげよう」「どうすれば低価格・高品質・短納期で良い製品ができるのか」等の使命感です。夢を高く持って一生懸命努力すれば大丈夫です。楽しい時間をありがとうございました!●何故日本に於ける末端価格は高額になるのか?私の携わった業界に於ける業界を通じて説明すると〇建設業界における発注の仕組み・オーナー・デベロッパー(大規模開発になるとこのデベロッパーが登場します。)デベロッパー例)大手商社(三菱商事、伊藤忠商事、丸紅等)・設計事務所・ゼネコン(建設会社)・サブコン(設備会社)(電気・空調・衛生)・工事元請会社・工事下請会社・メーカー*建築に関わる全ての工事をゼネコンがオーナーまたはデベロッパーから受注します。それでは、受発注がされる前には、どの様な活動があるのか・建設会社は、建物の設計は出来るが設備の設計はNGそこで、建設会社は息のかかった設備会社に設計を無料で作成させます(工事発注引換)。更に設計会社は厨房であるとか5vol.86

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