1976年、フェアチャイルドがチャンネルFを発売しました。チャ
ンネルFはROMカートリッジを差し込むことで様々な種類のゲーム
を楽しむことができる最初の家庭用ゲーム機でした。マグナボッ
クスも1978年に同様のシステムを採用したゲーム機Odyssey2を発
売しました。アタリも1977年にAtari 2600(VCS)を発売しまし
た。『スペースインベーダー』などの人気アーケードゲームのコ
ンシューマ移植をキラータイトルとし、1980年頃にはアメリカに
おいて爆発的な人気を博しました。さらに、1979年にアタリから
アクティビジョンが独立してゲーム史上初のサードパーティーと
なって以後、続々と誕生するサードパーティーのソフトを積極的
に受け入れるビジネスモデルを確立しました。北アメリカでは他
にインテレビジョンやコレコビジョンも人気となり、ヨーロッパ
ではドイツのインタートンによるVC 4000なども人気を博しまし
た。しかし1982年のクリスマス商戦で決定的な市場崩壊(いわゆ
るアタリショック)を起こしました。Atari 2600のみならずアメ
リカのゲーム機市場(パソコンゲーム市場は含まない)そのもの
が一時壊滅状態に追い込まれました。日本や南アメリカなどの地
域におけるゲーム機の本格的な普及は、次のファミコン時代以後
になります。