ゼリーフライは行田市で作られているB級グルメ。ジャガイモ、おからを主とし、小判型にしたものをパン粉などの衣を使わずに素揚げしたコロッケの一種である食べ物。味付けはソーズ。
  名前に「ゼリー」とついているが、お菓子の「ゼリー」とは全く関係なく、形が小判に似てることから「ゼニーフライ」がなまって「ゼリーフライ」になったといわれている。

  行田フライは行田市が商標登録したでB級グルメである。フライといっても揚げ物ではなく焼き物であり、お好み焼きのようなもの。小麦粉を水で溶き、鉄板の上でネギや豚肉などを入って生地を広げて焼く。味付けはソース味と醤油味。
  名前の由来は、行田周辺が布の産地であったため、布よ来いで「布来（ふらい）」という名がつけられたといわれている。

  五家宝は熊谷市の名産品で埼玉の三大銘菓の一つ。もち米を蒸して干し、いってふくらませたものを水あめなどで固めて棒状した芯にきな粉や糖蜜などを混ぜた皮に巻きつけ、きな粉をまぶした和菓子である。
  起源は、文政年間に水戸出身の水没人が熊谷で「五嘉棒」という名で売り出したという説がある。

  草加せんべいは草加市の名産品で埼玉の三大銘菓の一つ。堅焼きならではのパリッとした食感と醤油の香ばしい風味が特徴のせんべいである。
  起源は、江戸時代に日光街道にある草加宿の茶屋でおせんさんが売り出した団子の売れ残りを団子をつぶして乾かし、それを焼いて売り出したという説がある。また、平成１３年には環境省の「かおり百選」に選ばれた。

  煮ぼうとうは深谷市の郷土料理。幅約2.5cm、厚さ約1.5mmの幅広い生麺と特産の深谷ねぎ、地元産野菜をたっぷりと入れて、醤油で煮込んだ料理。
  深谷市出身の実業家 渋沢栄一も好んで食べたと言われている。

  秩父みそポテトは、秩父市の郷土料理。茹でたジャガイモを天ぷらにし、甘い味噌ダレをかけて食べる。サクサクとした衣やホクホクとしたジャガイモと甘い味噌ダレとのコラボがよく合う特徴。
  秩父の「小昼飯（ごぢゅうはん）」という農作業の合間に食べる郷土料理の一つであり、秩父のおやつの定番だ。

  加須うどんは加須市の郷土料理。「手捏ね」「足踏み」「寝かせ」といった手打ちうどん独特の作業を通常の倍も行うことでで「コシの強さ」や「加水率の高さ」、「のど越しのよさ」が特徴のうどん。また、季節によって麺の太さを変えたり、味にも工夫を重ねている。
  江戸時代の半ばに不動岡にある總願寺の門前でうどんを参拝客にもてなしたのが始まりだといわれている。