埼玉県の代表的な農産物の収穫最盛期です。
「旬」の野菜をおいしく食べましょう!

    収穫最盛期   収穫期
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
 いちご                        
 キャベツ                        
 きゅうり                        
 トマト                        
 うめ                        
 じゃがいも                        
 なす                        
 ぶどう                        
 なし                        
 くり                        
 こめ                        
 さつまいも                        
 チンゲンサイ                        
 だいこん                        
 ゆず                        
 ねぎ                        
 にんじん                        
 ブロッコリー                        
 ほうれんそう                        
 はくさい                        








 埼玉のさつまいもの収穫量は、10,500tで全国第12位(平成5年産)です。主流の品種は「紅東」。市場出荷というよりも、観光いも掘りや贈答用の宅配が多くなっています。
 そして、さつまいもの産地として最も有名なのが「川越市」です。 市内には、さつまいもを使ったお菓子等を置く店が軒を連ねるほか、「サツマイモ資料館」もあるとか…。(こちらは、ボランティアで運営されている入場無料の民営館だそうです。)

さつまいもを使った料理 「さつまいも餅」のレシピ




 埼玉のくりの収穫量は、1,390tで全国第4位です。(平成5年)
 くりはブナ科で、クルミやアーモンドと同じナッツの仲間です。ごまやナッツ類に含まれるビタミンEには、血行をよくする作用があり、冷え性の方にはぴったりの食品と言えるでしょう。
 世界で果実を利用する目的で栽培されているくりは4種類。そのうち日本で栽培されている「ニホングリ」は渋皮がはがれにくいのですが、大きくておいしいのが特徴です。

くりを使った料理 「栗きんとん」のレシピ




 にんじんが赤いのは、カロチンという色素をたくさん含んでいるからです。カロチンは、油で調理して食べると体に吸収されやすくなります。カロチンの他にも、にんじんにはビタミンB1、B2、Cなどの栄養素が含まれています。
 にんじんを選ぶ時には、色が鮮やかで表面がなめらかな、大きすぎない物を選びましょう。また、茎の切り口の小さい物は芯も小さいので、よりおいしく食べられるでしょう。

にんじんを使った料理 「にんじんのごま味噌きんぴら」のレシピ




 埼玉県は、日本一のほうれん草の産地で一年を通じて栽培されています。
 日本にほうれん草が渡来したのは江戸時代のことです。「東洋種」と「西洋種」と呼ばれるものがありますが、現在はそれぞれの良い性質を持ち合わせた「中間種」が主流となってきています。
 ほうれん草はカロチン、ビタミンB6、C、鉄、葉酸、マグネシウム、亜鉛、銅などを豊富に含む、栄養価の高い緑黄色野菜です。貧血に効果があり、食物繊維も多いので便秘がちの人にもおすすめの野菜です。

ほうれん草を使った料理 「ほうれん草のスープ」のレシピ




 ねぎの品種は、「葉ねぎ」と「根深ねぎ」に分けられます。埼玉県で栽培されているねぎの多くは根深ねぎで、夏から翌年の春まで出荷されています。埼玉県のねぎの収穫量は、525,300tで全国第2位(平成6年産)です。
 ねぎというと好き嫌いが分かれるところですが、その原因の一つ「におい」は、硫化アリルによるもので、これには食欲を増進させる働きや、魚や肉の生臭みを消したりといった働きがあります。また、ビタミン類やカルシウムなどが豊富なうえ、風邪予防、風邪のひきはじめにも効果を発揮してくれます。

ねぎを使った料理 「ねぎぬた」のレシピ